「明治の日」の制定に向けた『祝日法』の改正を
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今日の18時から、「明治の日を目指す院内集会」が開催され、出席してきました。
自民党には、以前から「明治の日を実現するための議員連盟(会長:古屋圭司衆議院議員)」が設置されており、私は会長代理を務めさせていただいておりましたが、今般、この議員連盟が超党派の議員連盟へと拡大することになりました。
今夜は、国民民主党や日本維新の会の国会議員も出席して下さっていました。
議員連盟の目的は、現在は「文化の日」と称されている11月3日を、「明治の日」に改める『祝日法』の改正です。
11月3日は、明治天皇の誕生日で、昭和22年までは「明治節」でした。
今夜の集会にご臨席いただいた方々をはじめ多くの皆様が、全国各地で100万人以上の賛同署名を集めて下さいました。
田久保忠衛先生、櫻井よしこ先生、百地章先生をはじめ、私が敬愛申し上げている多くの有識者の先生方も、声を上げて下さっています。
同様の『祝日法』の改正には、前例があります。
かつて、昭和天皇の誕生日である4月29日は、平成18年(2006年)までは「みどりの日」でした。
平成19年(2007年)1月1日に施行された『改正祝日法』によって、「昭和の日」となりました。
私は、この『祝日法』改正案の、初代提出者でした。
法案提出後には、2回も審議未了・廃案となりながらも、数年の歳月をかけて可決成立・施行した、難産の法案でした。
最後の法案提出となった平成18年には、私は内閣府特命担当大臣を務めており、議員立法の提出権はありませんでしたが、同志議員の頑張りによって、ようやく「昭和の日」が実現しました。
「明治」といえば、私が大学卒業後にご指導を賜っていた故・松下幸之助氏の言葉に、印象的なものがあります。
松下幸之助氏は、明治時代の日本では、「五箇条の御誓文」の他に、「文明開化」「富国強兵」「殖産興業」といった国全体の目標が定められ、それらが国民の間に浸透していたことによって、国家国民の諸活動に力強さが有り成果も上がっていたことを、指摘しておられました。
氏は、「真の国家経営」実現の為に最も重要なことは「経営理念の確立」だとして、「経営理念がないと、国民の活動もよりどころが見出せず、バラバラになりがちになり、また他国との関係も場当たり的になって相手の動きによって右往左往するといった姿になってしまう。従って、一国の安定発展の為には国家経営の理念を持つという事が、何にも増して大切なわけである」と説明しておられます。
明治の時代を生きた先人に敬意を表し、感謝を申し上げる気持ちを持って、「文化の日」を「明治の日」に改める『祝日法』の改正案を国会に提出したいと、決意を新たにしています。