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令和6年6月7日 記者会見

更新日:

1.発言要旨

 

冒頭発言なし

 

 

2.質疑応答

 

(問)先日、QSTが生きている人間の脳内のαシヌクレインを可視化することに成功しました。大臣としての受け止めと今後への期待をお願いします。

 

(答)QST(量子科学技術研究開発機構)とJST(科学技術振興機構)の連名で発表があったものでございます。

 今回の研究成果は、パーキンソン病やレビー小体型認知症の中核をなす、αシヌクレインという物質を検出するPET薬剤を開発して、世界で初めて患者さんの生体脳でαシヌクレイン病変を可視化することに成功したものでございます。

 これらの病気の診断や進行度の評価に加えまして、非臨床と臨床をつなぐ橋渡し研究に利用できますので、今後、これらの病気の病態の解明や治療薬の開発の促進を期待いたしております。

 この研究は、AMED(日本医療研究開発機構)の支援により開発された基盤研究を活用したものでございます。その結果、このような画期的な成果が生まれたことは、とても喜ばしゅうございます。

 これからも、治療薬開発などの実用化につながっていく研究成果もしっかりと生み出せるように、AMEDを通じた支援に取り組んでまいります。

 

(問)昨日、政治資金規正法の改正案が衆議院を通過しました。改正案への考え方や、党内・国会で色々な議論がありましたが、この議論を見ていて政治家として感じていること、考えていることがありましたら教えてください。

 

(答)政治資金に関するルールにつきましては、政党や政治団体の自由と密接に関連しておりまして、各党、各会派で御議論いただくべきものでございます。つまり、基本的に政治資金規正法を改正するときというのは、議員立法でございますので、閣僚の立場で、その内容について申し上げることはございません。

 

(問)重ねてですが、私が生まれる前なのですけど、平成の政治改革というときは、若手が上を突き上げてすごい議論が活発だったと。大臣はこれまで、過去にはその時々の政治課題について、自ら発信することはあったのですが、今回の政治課題については、あまり発信してこなかったと。もちろん永田町ルールがある立場上、言いにくいことは分かっているのですが、なぜ発信してこなかったのかを、あえてお伺いさせてください。重ねてですが、私が生まれる前なのですけど、平成の政治改革というときは、若手が上を突き上げてすごい議論が活発だったと。大臣はこれまで、過去にはその時々の政治課題について、自ら発信することはあったのですが、今回の政治課題については、あまり発信してこなかったと。もちろん永田町ルールがある立場上、言いにくいことは分かっているのですが、なぜ発信してこなかったのかを、あえてお伺いさせてください。

 

(答)「立場上、言いにくい」ではなくて、「立場上、言ってはいけない」ことだと私は考えております。

 内閣で決めるようなもの、例えば、骨太の方針であったり、税制であったり、最近でしたら統合イノベーション戦略であったり、こういったものについては、自分の考え方について前もってここはこうすべきではないかとか、自らペンを入れさせていただくこともございます。

 ただ、政治資金規正法改正案につきましては、閣法ではなく議員立法でございます。

 同じように、例えば以前でしたら、LGBT法などございました。あれも、私個人の考え方はございます。でも、まず第一に、議員立法であること。それから今回の政治資金規正法もそうですけれども、自民党単独ではなく、各党と協議をしながら修正をされたものであること。そして、内閣は与党の数の上に立っておりますので、その与党内での調整もされた上で、自民党で手続を踏んで党議決定されたものであること。こういった要件を満たしました場合に、閣僚が個人的な考えをもって、党議決定もされた議員立法に対して反対をするとか、意見を言うことは、基本的にないということでございます。

 

(問)最後に、話題変わりますが、大臣、今、地方にいろいろ演説に行ったり、今度は、夏には本を出されるという報道もありました。度々、今、メディアで大臣が取り上げられるなど、注目が集まっているのかなと思うのですが、現時点での総裁選への意欲、教えてください。

 

(答)まず、私が今一生懸命やっているのは、岸田内閣が一つでも多くの実績を上げられるように、自分の所掌範囲で、もっとできることはないか、さらに改善できることはないかということに取り組んでおります。特に6月は、重要な様々な方針が閣議決定される時期でございますので、そこに集中をさせていただいております。

 先ほどおっしゃった地方での講演ですが、御社からも指摘を受けましたとおり、内容が面白くなさ過ぎると。つまり、私が今説明して回っているのは、重要経済安保情報保護活用法の内容と、経済安全保障推進法の今の運用の状況と、それから、中小企業の経営者などが多い場所では、不正競争防止法もしっかりと保護を受けられる基準を満たしてくださいね、と概ねそういった内容でございます。

 また、夏に出版する本も、恐らくあまり売れないのかな。法律の解説本のようなものでございます。

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