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令和5年9月19日 記者会見

更新日:

1.発言要旨

 

 冒頭発言なし

 

 

2.質疑応答

 

(問)イグ・ノーベル賞を日本人が17年連続で受賞しました。大臣としての御所感をお願いします。

 

(答)独創的な研究が評価されるイグ・ノーベル賞を、17年連続で日本人の方が受賞されたことはとてもうれしく思います。

 今回、受賞対象となりましたのは、電流が流れる箸やストローを使うと人の味覚が変化するという、独創的で新たな技術に関する研究です。その後もずっと着実に研究は継続されて、今や電気味覚技術というのは多方面に渡り発展して、着実に社会実装に向かっています。減塩食などをおいしく食べられるような製品が報道されているのを見て、とてもうれしく思います。

 ただ、この研究自体は、当時まだ大学院生でいらした中村先生と指導教官だった宮下先生が2011年に発表したものだと聞いております。こうした独創的な基礎研究が多く生まれて発展していくためには、科研費などの支援に加えて、研究者の方々がじっくりと研究に取り組める環境が必要でございますので、今、政府のほうで様々な施策を展開しているところであります。

 来月の上旬には、いよいよノーベル賞各賞の発表が控えておりますので、日本人研究者の方々や、また我が国からの研究成果による受賞も期待したいと思っております。

 

(問)今年のIAEA総会が25日にウィーンで開幕します。高市大臣は、現地での出席・参加を予定されていますでしょうか。

 

(答)IAEA総会は年1回開催されまして、170以上の加盟国が参加する大変重要な場でございます。例年、原子力委員会を所管する科学技術政策担当大臣が出席して、政府代表として演説を行うとともに、主要国の閣僚との2国間の会談も行っております。昨年は、他の日程との関係で、動画メッセージを総会に送って演説をさせていただきました。

 ただ今年は、IAEA総会の場でALPS処理水の海洋放出について国際社会の御理解を求めるとともに、核不拡散体制の維持・強化、それからウクライナのザポリッジャ原発について、我が国の立場、またIAEAとの連携について、相当明確に政府として発信していかなければならないタイミングだと思います。また主要国との閣僚級会談においても、我が国の立場を説明し、御理解を得ることが必要でございます。

 私自身の出張については、現在各方面と調整中でございますので、決定しましたら速やかにお知らせいたします。

 

(問)先週の宇宙政策委員会で、2024年度の宇宙関係予算の概算要求が4,972億円と明らかにされました。これはロケットや準天頂衛星、宇宙安全保障など、いろんな観点がある中で、自民党は予算を年間1兆円にすべきという提言も出されたと思います。今回の概算要求の額の受け止めをお願いします。

 

(答)宇宙開発利用をめぐる国際競争は激化しておりますし、また経済社会や安全保障における宇宙システムの役割が重要になってきております。

 そのような中で、14日の宇宙政策委員会では、関係府省庁から来年度の概算要求について報告をいただきましたけれども、政府全体としては、おっしゃったように4,972億円でございますが、さらにいくつかの府省では事項要求も行っております。

 またこれに先立ちまして、8月4日には関係省庁にお集まりいただいて、今年6月に閣議決定した「宇宙基本計画」の着実な実施に必要な経費を確保できるように、私からもお願いをいたしました。

 また、この概算要求の準備状況や意気込みについても、各省庁におかれまして非常に精力的な取組をいただいていることが分かりました。年末の予算決定に向けて、まず必要な予算がしっかりと確保できるように頑張ってまいりたいと思っております。

 

(問)先程のIAEAの関係で、主要国のカウンターパートとお話ということですが、処理水について中国の方とお話をする見通し、御予定はございますか。

 

(答)私自身の海外出張がまだ閣議で了解されたわけではございません。関係各所と調整中という段階でございますので、また詳細が決まりましたらお知らせいたします。

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