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令和5年1月27日 記者会見

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1.発言要旨

 

 まず、科学技術担当の大臣として報告をいたします。

 令和5年度から開始を予定している第3期の「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」につきましては、我が国が目指す将来像「Society5.0」の実現に向けて、研究課題の候補を選定し、フィージビリティスタディ(FS)を行ってきました。このFSの結果に基づきまして、事前評価を実施し、昨日のCSTIガバニングボードにおきまして14の課題を決定しましたので、御報告いたします。

 今後、準備が出来次第、14の課題について、その「社会実装に向けた戦略及び研究開発計画」の案のパブリックコメントとともに、プログラムディレクターの募集を行います。

 また、ガバニングボードでは、「PRISM」を見直した「BRIDGE」につきまして、革新技術による社会課題解決等に向けて令和5年度重点課題も決定いたしました。

 この件の詳細は、午後に、ガバニングボードの篠原座長及び事務局からブリーフィングをさせていただきます。

 

 

2.質疑応答

 

(問)昨日のガバニングボードの前に有識者懇談会が行われて、「地域中核・特色ある研究大学総合振興パッケージ」の改定案が取りまとめられました。大臣としては、地域の大学に対して、このパッケージをどのように活用して欲しいのか教えてください。

 

(答)大学ファンドの検討状況なども踏まえつつ、総合振興パッケージの内容を更に発展・進化させるために、「量的な拡大」を図るとともに、目指すべき大学像を明確化したり、各府省の事業間の連携強化など「質的な拡充」を図るべく、改定することといたしております。

 私といたしましては、今回改定されるパッケージで示している「大学像の方向性」などの考え方に基づいて、大学が、自らのミッションに応じて様々な施策を選択的・段階的に御活用いただき、それぞれの強みや特色を更に強化していただき、日本全体の研究力向上に繋がることを期待いたしております。

 また、地域の産業競争力の増強に研究分野で貢献もしていただきたいですし、地域課題の解決にも御貢献いただけたら嬉しいと思っております。

 

(問)宇宙政策について伺います。昨日、政府の情報収集衛星を搭載したH-ⅡAロケットの打上げが成功しました。イプシロンの失敗などもあって、約1年ぶりとなる基幹ロケットの打上げが成功ということで、H3ロケットの初打上げも控えている中、大臣の所感があればお願いします。

 

(答)昨日、H-ⅡAロケット46号機によりまして、情報収集衛星レーダ7号機が打ち上げられて、衛星は所定の軌道に投入されました。このレーダ7号機ですが、平成29年に打ち上げたレーダ5号機の後継に当たる衛星でございます。性能や機能の向上が図られていると伺っております。

 また、H-ⅡAロケットは我が国の基幹ロケットの一つでございます。今回で46回中45回目の打上げ成功ということで、成功率は97.8%、今回の成功を大変喜ばしく思いますし、ロケットや衛星の開発に携われた方々をはじめ、御関係の全ての皆様に敬意を表したいと存じます。

 更に、人工衛星の打上げ増加が世界的に見込まれている中で、ロシアのロケットが利用できない状況ですので、世界的にもロケット打上げ能力が不足しております。我が国のロケット打上げ能力の抜本的強化は最重要課題でございます。一層、力を入れてまいりたいと思っています。

 また、我が国の宇宙活動の自立性の確保、国際競争力の確保のために重要な次期基幹ロケットでありますH3ロケットの打上げも、2月13日に予定されております。こちらも成功に向けて万全を期していただくべく、関係者の皆様にもう一頑張りお願いを申し上げたいと思っております。

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