2015年3月3日 記者会見
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〔冒頭発言〕
皆様、おはようございます。
今、閣議、閣僚懇が終了いたしました。
特に私の方から、冒頭申し上げることはございません。
〔質疑応答〕
<統一地方選挙に向けて>
- 問: 3月幹事社の共同通信の江藤です。よろしくお願いします。幹事社から1問お聞きします。統一地方選はですね、今月末に知事選や政令市長選が告示となりまして、前半戦がスタートします。昨年12月の衆院選はですね、投票率が52.66%で戦後最低だったのですけれども、統一地方選の投票率の向上に向けてですね、どういった取組を検討されていますでしょうか。
答: 総務省としましては、ホームページや広報誌などを活用するとともに、政府広報において様々な媒体を用いて、工夫をしながら投票を呼び掛けてまいりたいと思っております。
それから、今、全国各地で自主的な若者グループが、選挙などの啓発活動をしていただいております。相互に連携・交流する組織ということで、昨年12月に「若者選挙ネットワーク」が設立されました。各地でのお取組を私も資料で見たのですけれども、若い方らしい面白い発想で、街頭活動なども行いながら多くの方に投票を呼び掛けていただく素晴らしい取組だと思いました。そういった若者の組織とも連携をしながら、そして、明るい選挙推進協会とも連携しながら、特に低投票率にある若い世代を中心に投票を呼び掛ける啓発活動を行ってまいりたいと思っております。
今年の2月6日に開催しました「都道府県・指定都市選挙管理委員会委員長・書記長会議」におきましても、様々な工夫を凝らした周知啓発を要請したところでもございますので、都道府県、市区町村の選挙管理委員会とも連携を図りながら、投票率の向上に努めてまいります。
- 問: 時事通信の橋本です。今、党の方で、今日から郵政の関係の議論が始まったと思うのですが、この前、意義について伺ったと思うのですけれども、金融2社の預入額の引上げの問題について、今年の秋に上場も控えていますし、スケジュール感みたいなものがありましたら、よろしくお願いします。
答: まだ結論が出ているわけではございませんが、先般も申し上げましたとおり、ゆうちょ銀行の預入限度額の引上げにつきましては、メリットは非常にあると私は考えております。
一つは、やはり御高齢の方の御利用が多ございます。他の金融機関が少ない地域にお住まいの御高齢の方などが、年金が振り込まれたり、また、それ以前に退職金が振り込まれたりといった時に限度額を超えてしまって、不便をお感じになるというようなケースも考えますと、やはり利用者の利便性の向上に対するメリットというのがあるかと思います。
株式上場に向けても、一定の企業価値の向上というメリットはあるのかと思います。
他方で、24年の時点で、民営化法改正の時の国会附帯決議がございます。「当面は引き上げないこと」とするということになっておりますので、自民党を始め各党の方々がどのように環境の変化などを捉えて御議論が進むのか、ここのところもしっかり注視しながら判断をしてまいりたいと思っております。
問: ありがとうございました。
答: ありがとうございます。