2016年3月1日 記者会見
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〔冒頭発言〕
おはようございます。
本日、官邸は、閣議、閣僚懇のみでございました。
【労働力調査結果及び家計調査結果】
本日の閣議におきまして、私から労働力調査結果及び家計調査結果について報告しました。そのポイントを申し上げます。
1月の完全失業率は、季節調整値でみますと3.2%と、前月に比べ0.1ポイントの低下となり、昨年3月以降、18年ぶりの低い水準である3%台前半で推移しており、雇用情勢は引き続き改善傾向で推移しています。
全国2人以上世帯の1月の消費支出は、1年前に比べ実質3.1%の減少となりました。
外食を含む食料などへの支出は増加となった一方、電気代、ガス代、洋服などへの支出が減少となりました。
詳細は統計局にお問い合わせ下さい。
【一般廃棄物処理施設の整備・維持管理に関する行政評価・監視】
本日の閣議におきまして、私から環境大臣に対し、「一般廃棄物処理施設の整備・維持管理に関する行政評価・監視」の結果に基づく勧告を行う旨、発言しました。
本勧告においては、処理施設の効果的・効率的な整備・維持管理の促進を図る観点から、「長寿命化計画に沿った施設の維持管理の指導」、「今後のごみ処理の広域化・ごみ焼却施設の集約化の考え方等の提示」などを求めています。
環境大臣に対し、今回の勧告を受け、必要な措置を講ずるようにお願いしました。
詳細につきましては、行政評価局に確認をお願いします。
【平成28年春季全国火災予防運動】
消防庁では、毎年3月1日からの1週間を「春の全国火災予防運動」の実施週間として、火災予防意識の啓発に努めています。
この期間、全国各地の消防機関におきまして、「防火防災に関する展示や体験型イベント」、「学校、事業所等と協同した消防訓練」などが行われるので、積極的に御参加下さい。
特に、毎年約1,000人の方がお亡くなりになっている住宅火災では、布団や衣類への着火により大きな被害が生じる場合が多く、布団や衣類に燃えにくい「防炎品」をお使いいただくことが、被害防止に効果的でございます。
今回の火災予防運動を契機に、「防炎品」を積極的にご使用いただくことで、火災による被害の減少につながることを強く期待します。
なお、明日3月2日(水)、合同庁舎2号館1階で、東京消防庁音楽隊の御協力を得まして火災予防ミニコンサートを開催します。ここにおられる皆様も、是非お立ち寄りをいただけたらと存じます。
詳細は、消防庁予防課にお問い合わせいただきたいと思います。なお、ミニコンサートについては、消防庁総務課でございます。
私からは、以上です。
〔質疑応答〕
<平成28年度予算案の年度内成立見通しへの所感>
問: 幹事社のNHKから1問質問させていただきます。来年度、平成28年度予算に関して1つ質問させていただきます。来年度の予算案は、今日、衆議院本会議で採決されて、与党側の賛成多数で可決されて参議院に送られる見通しとなっています。これによって、憲法で定められた衆議院の優越によって年度内に成立する見通しとなりましたが、それについての大臣の御所感をお伺いいたします。
答: 平成28年度予算案につきましては、本日、これから衆議院の予算委員会での締めくくり質疑をしていただく予定になりましたので、まずはこれをしっかり対応してまいりたいと思っております。
<夕張市の財政再生と地域再生に向けた対応>
問: 朝日新聞の相原です。1点伺いたいのですけれども、財政破綻して10年を迎えた北海道夕張市の件で伺いたいのですが、今日、財政再生計画の同意の見通しです。夕張市の鈴木市長は取材などに対して、「順調に借金は返している一方で、血のにじむような努力をしてきて、かなり言葉悪いですけどジリ貧みたいな状況で、今後あるべき方向というところでどうすればいいのかというのは、まだ議論の余地がある。」とおっしゃっていますけれども、大臣としては夕張のこの10年を振り返っての総括と夕張のような事態というのは、今後、各地で起こる可能性があると思うのですが、そういう事態が起きたときに、財政再建だけではなくて、ほかにも財政再建と自治体の発展というか、どう方向性を見いだしていくべきというか、ちょっと漠然として恐縮なのですが、その在り方について今後とかあれば教えてください。
答: 夕張市では、これまで市の税金などの引上げや職員の皆様の給料の削減、施設の統廃合などによって、財政再生計画に着実に取り組んでこられたと思っております。
このような中で、夕張市が自らの再生を確実なものとするために、「夕張市の再生方策に関する検討委員会」を設置し、議論がなされていると伺っております。
これまでの取組を検証していただき、その成果と課題を分析するとともに、今後の方策の検討を行うということは極めて重要であり、夕張市の地域再生・財政再生の一助となると思います。
今後、まもなく取りまとめられる検討委員会の報告書の内容を把握させていただくとともに、市からもよく御意見をお伺いした上で、3者協議の場などを通じて市、北海道と協議をしてまいりたいと思います。
今後、同じようなケースがということですが、今、各地方公共団体では財政の健全化に努めていただくとともに、特に地域資源を活用して雇用を増やしていくための取組も進めていただいておりますので、同じような状況になる地方公共団体が出ないように、しっかりと総務省としても助言したり、様々な支援策の御紹介をしてまいりたいと思っております。
問: よろしいでしょうか。ありがとうございました。
答: すみません、ありがとうございます。
おはようございます。
本日、官邸は、閣議、閣僚懇のみでございました。
【労働力調査結果及び家計調査結果】
本日の閣議におきまして、私から労働力調査結果及び家計調査結果について報告しました。そのポイントを申し上げます。
1月の完全失業率は、季節調整値でみますと3.2%と、前月に比べ0.1ポイントの低下となり、昨年3月以降、18年ぶりの低い水準である3%台前半で推移しており、雇用情勢は引き続き改善傾向で推移しています。
全国2人以上世帯の1月の消費支出は、1年前に比べ実質3.1%の減少となりました。
外食を含む食料などへの支出は増加となった一方、電気代、ガス代、洋服などへの支出が減少となりました。
詳細は統計局にお問い合わせ下さい。
【一般廃棄物処理施設の整備・維持管理に関する行政評価・監視】
本日の閣議におきまして、私から環境大臣に対し、「一般廃棄物処理施設の整備・維持管理に関する行政評価・監視」の結果に基づく勧告を行う旨、発言しました。
本勧告においては、処理施設の効果的・効率的な整備・維持管理の促進を図る観点から、「長寿命化計画に沿った施設の維持管理の指導」、「今後のごみ処理の広域化・ごみ焼却施設の集約化の考え方等の提示」などを求めています。
環境大臣に対し、今回の勧告を受け、必要な措置を講ずるようにお願いしました。
詳細につきましては、行政評価局に確認をお願いします。
【平成28年春季全国火災予防運動】
消防庁では、毎年3月1日からの1週間を「春の全国火災予防運動」の実施週間として、火災予防意識の啓発に努めています。
この期間、全国各地の消防機関におきまして、「防火防災に関する展示や体験型イベント」、「学校、事業所等と協同した消防訓練」などが行われるので、積極的に御参加下さい。
特に、毎年約1,000人の方がお亡くなりになっている住宅火災では、布団や衣類への着火により大きな被害が生じる場合が多く、布団や衣類に燃えにくい「防炎品」をお使いいただくことが、被害防止に効果的でございます。
今回の火災予防運動を契機に、「防炎品」を積極的にご使用いただくことで、火災による被害の減少につながることを強く期待します。
なお、明日3月2日(水)、合同庁舎2号館1階で、東京消防庁音楽隊の御協力を得まして火災予防ミニコンサートを開催します。ここにおられる皆様も、是非お立ち寄りをいただけたらと存じます。
詳細は、消防庁予防課にお問い合わせいただきたいと思います。なお、ミニコンサートについては、消防庁総務課でございます。
私からは、以上です。
〔質疑応答〕
<平成28年度予算案の年度内成立見通しへの所感>
問: 幹事社のNHKから1問質問させていただきます。来年度、平成28年度予算に関して1つ質問させていただきます。来年度の予算案は、今日、衆議院本会議で採決されて、与党側の賛成多数で可決されて参議院に送られる見通しとなっています。これによって、憲法で定められた衆議院の優越によって年度内に成立する見通しとなりましたが、それについての大臣の御所感をお伺いいたします。
答: 平成28年度予算案につきましては、本日、これから衆議院の予算委員会での締めくくり質疑をしていただく予定になりましたので、まずはこれをしっかり対応してまいりたいと思っております。
<夕張市の財政再生と地域再生に向けた対応>
問: 朝日新聞の相原です。1点伺いたいのですけれども、財政破綻して10年を迎えた北海道夕張市の件で伺いたいのですが、今日、財政再生計画の同意の見通しです。夕張市の鈴木市長は取材などに対して、「順調に借金は返している一方で、血のにじむような努力をしてきて、かなり言葉悪いですけどジリ貧みたいな状況で、今後あるべき方向というところでどうすればいいのかというのは、まだ議論の余地がある。」とおっしゃっていますけれども、大臣としては夕張のこの10年を振り返っての総括と夕張のような事態というのは、今後、各地で起こる可能性があると思うのですが、そういう事態が起きたときに、財政再建だけではなくて、ほかにも財政再建と自治体の発展というか、どう方向性を見いだしていくべきというか、ちょっと漠然として恐縮なのですが、その在り方について今後とかあれば教えてください。
答: 夕張市では、これまで市の税金などの引上げや職員の皆様の給料の削減、施設の統廃合などによって、財政再生計画に着実に取り組んでこられたと思っております。
このような中で、夕張市が自らの再生を確実なものとするために、「夕張市の再生方策に関する検討委員会」を設置し、議論がなされていると伺っております。
これまでの取組を検証していただき、その成果と課題を分析するとともに、今後の方策の検討を行うということは極めて重要であり、夕張市の地域再生・財政再生の一助となると思います。
今後、まもなく取りまとめられる検討委員会の報告書の内容を把握させていただくとともに、市からもよく御意見をお伺いした上で、3者協議の場などを通じて市、北海道と協議をしてまいりたいと思います。
今後、同じようなケースがということですが、今、各地方公共団体では財政の健全化に努めていただくとともに、特に地域資源を活用して雇用を増やしていくための取組も進めていただいておりますので、同じような状況になる地方公共団体が出ないように、しっかりと総務省としても助言したり、様々な支援策の御紹介をしてまいりたいと思っております。
問: よろしいでしょうか。ありがとうございました。
答: すみません、ありがとうございます。