2016年4月1日 記者会見
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〔冒頭発言〕
おはようございます。
今朝は、閣議と閣僚懇のみでございました。
【改正行政不服審査法の施行】
本日、不服申立制度を約50年ぶりに抜本的に改める改正行政不服審査法が施行されました。
行政不服審査法は、国・地方を問わず、行政の処分全般に広く適用されるものでございます。改正によりまして、処分に関与しない職員が審理手続きを行う審理員制度や、総務省に置かれる行政不服審査会等の第三者機関への諮問手続が新たに設けられます。また、不服申立期間が60日から3か月に延長されます。
本日の閣僚懇談会におきまして、適切な運用について、改めて各大臣に御協力をお願いしたところでございます。公正性や利便性の向上によって、行政に対する信頼の確保につながることを期待いたします。
詳細は、行政管理局行政手続室にお問い合わせください。
【内閣府からの業務移管】
本日、「統計委員会」、「情報公開・個人情報保護審査会」及び「官民競争入札等監理の事務」が、内閣府から総務省に移管されました。
これは、昨年9月に成立した、いわゆる内閣官房及び内閣府のスリム化法に基づくものでございます。
本日の閣僚懇談会におきまして、各大臣にも御協力をお願いしたところですが、引き続きこれらの事務が円滑に実施されるよう、総務省として努めてまいります。
このうち、統計委員会について申し上げますが、3月24日の経済財政諮問会議において総理から御指示がございました統計改善の取組の中核であります。総務省の統計関係部局の力を結集して、支えてまいりたいと思っております。
詳細につきましては、大臣官房総務課にお問い合わせくださいませ。
【8K技術の応用による医療のインテリジェント化検討会】
この度、「8K技術の応用による医療のインテリジェント化に関する検討会」を開催することといたしました。その概要を説明いたします。
8K技術につきましては、医療、教育など、放送以外の産業に活用した場合にも、圧倒的な高精細かつ臨場感のある映像で、大きな革新をもたらすと期待されています。
今回の検討会では、医師や画像解析の専門の方にも御参加をいただいて、「8K内視鏡の開発」、「8K遠隔医療の実用化」、「8K映像データの利活用の可能性や課題」について、御議論をいただきます。
本研究会は、内閣官房健康・医療戦略室と総務省の共催として、総務省からは輿水政務官に出席をしていただきます。
第1回会合を4月5日(火)に開催予定でございます。今後、医療機関、メーカー、研究機関など、幅広い関係者からのヒアリングを行いまして、今年の夏を目途に取りまとめを行いたいと考えております。
詳細につきましては、情報流通行政局情報流通高度化推進室にお問い合わせください。
私からは、以上でございます。
〔質疑応答〕
<携帯電話販売に関するガイドライン>
問: 幹事社の読売新聞です。2問ほど質問させていただきます。まず、携帯電話料金の値下げなのですけれども、携帯電話販売のガイドラインが今日から適用になりました。販 売奨励金を減らす分、大手3社がいかに料金を下げるかが気になると思いますけれども、改めて、大手3社に対しての期待や要望を伺えますでしょうか。
答: 昨年12月に私から要請をさせていただきまして、大手携帯電話の事業者各社には、2月以降、端末購入補助の是正に取り組んでいただいています。
その結果、MVNO向けのSIMロックフリー端末の販売台数が増加するなど、端末価格の値引き競争から、料金・サービスを中心とした健全な競争に向けた変化が進んで いると思っております。
各社には、本日から適用されます「ガイドライン」に沿って、端末販売の適正化に取り組むとともに、長期利用者を含めて、より多くの利用者がメリットを実感できるよう に、引き続き料金プランの見直しを進めていただきたいと考えています。
総務省としましては、各社の取組状況を具体的に把握するために、本日付けで、各社に対しまして、現在の端末購入補助の状況について報告を求めることとします。
<平成28年度NHK予算の国会承認>
問: 2点目がNHKの予算です。昨日、NHK予算が承認されましたけれども、3年連続で全会一致とはなりませんでした。大臣の受け止めを聞かせていただきたいのと、また 、NHKでは昨年度、不祥事などが相次いで、国会審議でもたびたび問題視されております。新年度を迎えましたNHKに対して、今後どのような対応を求められるのか、こ の2点についてお伺いします。
答: 平成28年度のNHK予算につきましては、昨日、国会でご承認をいただきました。大変ご尽力をいただいた多くの関係者の皆様に、まずは感謝を申し上げたいと思います 。
この予算に基づいて、本年度、NHKは「国民・視聴者の信頼と多様な要望に応える質の高い番組の提供」、「国際放送の充実による海外情報発信の強化」、「我が国の経 済成長の牽引力として期待される4K・8Kなど、先導的なサービスの推進」に重点を置いて取り組むということになっています。
NHKにおかれましては、これらを着実に実施していただくととともに、公共放送としての社会的使命を果たしていただきたいと考えております。
子会社の不祥事等で、ご批判も委員会審議の場でもたくさんございました。是非ともNHKにおかれましては、私が予算に付しました大臣意見でも指摘をさせていただいた とおり、受信料によって支えられているということを改めてご認識いただき、子会社を含むグループ全体の経営改革・ガバナンス強化を早急に進めていただくことで、国民・ 視聴者の皆様の信頼回復に、組織を挙げて全力で取り組んでいただきたいと考えております。
問: よろしいですか。では、ありがとうございます。
答: どうもお疲れ様です。ありがとうございます。
おはようございます。
今朝は、閣議と閣僚懇のみでございました。
【改正行政不服審査法の施行】
本日、不服申立制度を約50年ぶりに抜本的に改める改正行政不服審査法が施行されました。
行政不服審査法は、国・地方を問わず、行政の処分全般に広く適用されるものでございます。改正によりまして、処分に関与しない職員が審理手続きを行う審理員制度や、総務省に置かれる行政不服審査会等の第三者機関への諮問手続が新たに設けられます。また、不服申立期間が60日から3か月に延長されます。
本日の閣僚懇談会におきまして、適切な運用について、改めて各大臣に御協力をお願いしたところでございます。公正性や利便性の向上によって、行政に対する信頼の確保につながることを期待いたします。
詳細は、行政管理局行政手続室にお問い合わせください。
【内閣府からの業務移管】
本日、「統計委員会」、「情報公開・個人情報保護審査会」及び「官民競争入札等監理の事務」が、内閣府から総務省に移管されました。
これは、昨年9月に成立した、いわゆる内閣官房及び内閣府のスリム化法に基づくものでございます。
本日の閣僚懇談会におきまして、各大臣にも御協力をお願いしたところですが、引き続きこれらの事務が円滑に実施されるよう、総務省として努めてまいります。
このうち、統計委員会について申し上げますが、3月24日の経済財政諮問会議において総理から御指示がございました統計改善の取組の中核であります。総務省の統計関係部局の力を結集して、支えてまいりたいと思っております。
詳細につきましては、大臣官房総務課にお問い合わせくださいませ。
【8K技術の応用による医療のインテリジェント化検討会】
この度、「8K技術の応用による医療のインテリジェント化に関する検討会」を開催することといたしました。その概要を説明いたします。
8K技術につきましては、医療、教育など、放送以外の産業に活用した場合にも、圧倒的な高精細かつ臨場感のある映像で、大きな革新をもたらすと期待されています。
今回の検討会では、医師や画像解析の専門の方にも御参加をいただいて、「8K内視鏡の開発」、「8K遠隔医療の実用化」、「8K映像データの利活用の可能性や課題」について、御議論をいただきます。
本研究会は、内閣官房健康・医療戦略室と総務省の共催として、総務省からは輿水政務官に出席をしていただきます。
第1回会合を4月5日(火)に開催予定でございます。今後、医療機関、メーカー、研究機関など、幅広い関係者からのヒアリングを行いまして、今年の夏を目途に取りまとめを行いたいと考えております。
詳細につきましては、情報流通行政局情報流通高度化推進室にお問い合わせください。
私からは、以上でございます。
〔質疑応答〕
<携帯電話販売に関するガイドライン>
問: 幹事社の読売新聞です。2問ほど質問させていただきます。まず、携帯電話料金の値下げなのですけれども、携帯電話販売のガイドラインが今日から適用になりました。販 売奨励金を減らす分、大手3社がいかに料金を下げるかが気になると思いますけれども、改めて、大手3社に対しての期待や要望を伺えますでしょうか。
答: 昨年12月に私から要請をさせていただきまして、大手携帯電話の事業者各社には、2月以降、端末購入補助の是正に取り組んでいただいています。
その結果、MVNO向けのSIMロックフリー端末の販売台数が増加するなど、端末価格の値引き競争から、料金・サービスを中心とした健全な競争に向けた変化が進んで いると思っております。
各社には、本日から適用されます「ガイドライン」に沿って、端末販売の適正化に取り組むとともに、長期利用者を含めて、より多くの利用者がメリットを実感できるよう に、引き続き料金プランの見直しを進めていただきたいと考えています。
総務省としましては、各社の取組状況を具体的に把握するために、本日付けで、各社に対しまして、現在の端末購入補助の状況について報告を求めることとします。
<平成28年度NHK予算の国会承認>
問: 2点目がNHKの予算です。昨日、NHK予算が承認されましたけれども、3年連続で全会一致とはなりませんでした。大臣の受け止めを聞かせていただきたいのと、また 、NHKでは昨年度、不祥事などが相次いで、国会審議でもたびたび問題視されております。新年度を迎えましたNHKに対して、今後どのような対応を求められるのか、こ の2点についてお伺いします。
答: 平成28年度のNHK予算につきましては、昨日、国会でご承認をいただきました。大変ご尽力をいただいた多くの関係者の皆様に、まずは感謝を申し上げたいと思います 。
この予算に基づいて、本年度、NHKは「国民・視聴者の信頼と多様な要望に応える質の高い番組の提供」、「国際放送の充実による海外情報発信の強化」、「我が国の経 済成長の牽引力として期待される4K・8Kなど、先導的なサービスの推進」に重点を置いて取り組むということになっています。
NHKにおかれましては、これらを着実に実施していただくととともに、公共放送としての社会的使命を果たしていただきたいと考えております。
子会社の不祥事等で、ご批判も委員会審議の場でもたくさんございました。是非ともNHKにおかれましては、私が予算に付しました大臣意見でも指摘をさせていただいた とおり、受信料によって支えられているということを改めてご認識いただき、子会社を含むグループ全体の経営改革・ガバナンス強化を早急に進めていただくことで、国民・ 視聴者の皆様の信頼回復に、組織を挙げて全力で取り組んでいただきたいと考えております。
問: よろしいですか。では、ありがとうございます。
答: どうもお疲れ様です。ありがとうございます。