令和2年6月12日 記者会見
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《冒頭発言》
おはようございます。
冒頭、特にございません。
《質疑応答》
【特別定額給付金制度】
問: 特別定額給付金の関係でお伺いします。海外邦人に対してですね、10万円を支給するように求める声が、一部で上がっていまして、官房長官は、関係省庁において課題を整理していると回答を述べられました。今の検討状況と今後の対応方針について教えていただけますでしょうか。
答: 4月20日に閣議決定されました緊急経済対策に基づきまして、特別定額給付金は、緊急事態宣言の対象となる日本国内で、一致団結して生活しておられる方々を対象としておりまして、具体的には、基準日において住民基本台帳に記録されている方々を、対象としております。
基準日において住民基本台帳に記録されていない海外在留邦人の方々については、対象となっておりません。
今おっしゃったような報道があることは承知しておりますけれども、課題について、検討中、議論中と聞いております。
【「JPQR」加盟店手数料率】
問: 先日発表された「JPQR」について教えていただきたいんですけれども、決済事業者、参加表明されている中でも、自社で開拓した店舗は無料とする一方で、加盟店手数料は「JPQR」経由では有料としている事業者がありますが、政策目的にも反しかねないような気がするんですが、大臣のお考えを教えていただけますか。
答: 先日申し上げましたとおり、新型コロナウイルスの感染拡大もありまして、キャッシュレス決済の必要性が再認識されております。総務省としても、「JPQR」の普及拡大が重要だと認識しております。
「JPQR」に参加する決済事業者の加盟店手数料率でございますが、これはそれぞれの決済事業者のご判断によって決定されるものでございます。
一部の事業者において、通常の手数料よりも高い料率を設定する例がございますが、中小店舗にとりましては、「JPQR」を導入するにあたって、低廉な加盟店手数料であることが必要なのだろうと考えております。
総務省といたしましては、決済事業者の皆様に対して、「できるだけお安い手数料率で」ということをお願いさせていただきたく存じます。
【今夏の熱中症患者の搬送対策】
問: 熱中症についてお伺いいたします。これから暑くなって搬送患者が増えてくると思うんですけど、今年は、コロナ患者との疑いの例が似ているとかで、なかなか搬送が難しいんじゃないかって文句がすごい寄せられてますけども、消防庁として、どういう対応を取られるか、お聞かせいただけますでしょうか。
答: 今、全国の救急隊員の皆様も大変なご苦労をされております。新型コロナウイルスに感染した場合の症状が熱中症と似ているということで、新型コロナウイルス感染症の患者さんである可能性もあるということでございます。
もし患者さんであった場合に、救急車の消毒が必要となります。
現在、消防庁では、消毒液やマスク、防護衣などを調達しまして、全国の消防本部にお配りしているところでございます。
5月26日に、環境省と厚生労働省から、「令和2年度の熱中症予防行動の留意点」が示されました。
消防庁から全国の消防本部に、この情報を提供しまして、各地において、熱中症予防啓発業務を行う際の参考にするように呼びかけたところでございます。
問: ほか、いかがでしょうか。よろしいですか。では、これで記者会見を終わりにさせていただきます。ありがとうございました。
答: ありがとうございました。