令和6年8月27日 記者会見
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1.発言要旨
冒頭発言なし
2.質疑応答
(問)ハラハラドキドキさせながら活躍したSLIM(小型月着陸実証機)が、23日ですか、運用の終了ということになりました。相当の頑張り屋さんだったと思いますけれども、改めて大臣に御所感をいただければと思います。
(答)JAXA(宇宙航空研究開発機構)によりますと、8月23日22時40分に、小型月着陸実証機SLIMの月面での運用が終了したと聞いております。
SLIMは、世界で初めて月面へのピンポイント着陸に成功するとともに、私たちも想定していなかった3度の越夜を達成して、当初の目標を上回る成果を収めました。
ここまで頑張ってくれたSLIMはもちろんですが、SLIMの開発や運用に当たってこられたJAXAや御関係の皆様の御努力に感謝したいと思っております。
世界的に見ましても、月探査は新しいステージに入りつつございます。今年2月に、アメリカの企業が、民間企業では世界初の月面着陸に成功して、6月には、中国の月探査機が、月の裏側からのサンプル回収に成功しています。
我が国におきましても、SLIMの開発や運用で得られた知見や技術も活かして、月の極域などにも対応可能な技術の開発を進めるなど、民間企業と政府との連携によって、引き続き、我が国が世界をリードしていけるような環境づくりに取り組んでいきたいと思っております。
(問)所管外のことかと思うのですけれども、昨日午前に、中国軍の情報収集機が長崎県の男女群島沖を領空侵犯したことが確認されましたが、こちらの受け止めがあればお伺いいたします。
(答)防衛大臣の所管ではございますが、方針に従って、政府として既に対応している事案でありますので、簡単にお答えを申し上げます。
昨日午前、中国軍の情報収集機「Y9」1機が、長崎県男女群島沖の我が国の領海の上空において、領空侵犯したことを確認して、すぐさま航空自衛隊の戦闘機を緊急発進させて警告をするなどの対応をしっかり実施したと聞いております。
中国軍所属航空機による我が国の領空の侵犯は、我が国の主権への重大な侵害であるだけではなくて、安全を脅かすものでございますので、全く受け入れられないものでございます。
これは今後、総理、そして防衛大臣を中心に、警戒監視、また、対領空侵犯措置に万全を期していかれるものだと考えております。
(問)こういう時期ですのであえてお伺いしますが、自民党の総裁選への対応はいかがお考えでしょうか。
(答)繰り返しで恐縮でございますが、岸田内閣の一員としての大臣記者会見の場で、党の総裁選挙についてお答えをすることはございません。
(問)それから所管外のお話で恐縮なのですけれども、これも自民党のお話で恐縮なのですが、派閥のパーティー券を巡って、ノルマを超えた分の還流を受けて、それを政治資金報告書に記載しないで裏金化したと言われている皆さんについて、もしトップになられた場合に、どう対応なさるかというお考えはございますか。
(答)もしトップにということも仮定の御質問でございますし、大臣記者会見の場ではふさわしくないことになりますので、お答えはしかねます。
岸田総理が重大な決断をされて、責任を取られたことは、非常に重いことだとは考えております。
(問)これ以上追及するということはあまりお考えでないということでいいですかね。それはちょっと言い過ぎですね。
(答)それは今、私は、内閣府の大臣でございますので、追及するとかしないとか、そういう話はここで申し上げるべきことではないと考えております。
(問)それから申し訳ありません。また別の話なのですけれども、選択的夫婦別姓制度について導入の可否と言いますか、お考えを改めてお聞かせ願えたらと思うのですが。
(答)政府として方針が決まり対応していることにつきましては、私はここでお答えできますけれども、いわゆる選択的夫婦別氏制度の導入の可否については、岸田内閣として何ら方針が決まったことはないと承知いたしております。また、法務大臣の所管であろうと思います。