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令和6年6月14日 記者会見

更新日:

1.発言要旨

 

冒頭発言なし

 

 

2.質疑応答

 

(問)iPS創薬で白血病の治療薬が新たにALSの治療効果もあると確認されたということが京大から発表がありましたが、御所感があればお願いできればと思います。

 

(答)一昨日に京都大学を中心とするグループが発表された件だと存じますが、今回の研究ですけれども、かなり長期間続いてきたものでございます。

 2012年に、内閣府、文部科学省、厚生労働省による支援を受けた研究によって、このALS(筋萎縮性側索硬化症)に対する新規治療薬のシーズが発見されて、2017年には、AMED(日本医療研究開発機構)の支援を受けた研究によりまして、ALSの病態に関与する分子経路が同定されたことによって、第1相試験、第2相試験と進んできたものでございます。

 このような継続的な研究が今回の成果につながったことに対して、研究者の皆様に心から敬意を表しますとともに、AMEDの継続的な支援が役に立ったことについては嬉しく思っております。

 ALSでございますけれども、経過に個人差はあるものの、人工呼吸器を使用されなければ、発症から数年で命を落とされる可能性のある疾患でございます。その治療薬を待ち望んでいる方はとても多いと思っております。今回の研究が順調に進んで、患者の皆様に治療薬がいち早く届くように応援をしていきたいと考えております。

 

(問)国際卓越研究大学の候補になっていた東北大につきまして、先ほど文部科学省から発表がありまして、アドバイザリーボードが、正式な認定に足るとの結論を出しました。今後、CSTI(総合科学技術・イノベーション会議)などでも議論が続くということですが、正式に国際卓越研究大学に認定される見通しになった東北大学に期待されることについて教えてください。また、2回目の公募についても、応募する大学への期待等があれば教えてください。

 

(答)昨年にG7の科学技術大臣会合、仙台市で開催しました折に、G7の各科学技術大臣など皆様と一緒に東北大学にお伺いをしました。

 ナノテラスも拝見しましたし、防災に関する研究開発などの状況も拝見しまして、卓越した研究成果の創出ですとか、事業規模の拡大に向けて、相当、精力的に取り組んでおられる御様子を拝見いたしました。

 昨年9月に認定候補となった際には、人文系も含めた全学の研究力向上の道筋や、財務戦略の高度化といった事項について、重点成果指標や工程などの一層の精査や明確化が必要だということなど、条件が付されたと聞いておりました。

 その後、東北大学が体制強化計画の磨き上げなどにしっかりと取り組まれて、認定及び認可の水準を満たし得るものと評価されたことは喜ばしいことだと存じます。正式に認定されました際には、我が国の研究力を引っ張っていっていただく存在になられることを期待しております。

 次回の公募についてですが、令和6年度内に開始されると聞いております。有識者会議においては、初回公募の振り返りを行うとともに、次回公募に向けた期待についても既に取りまとめておられます。ですから、それらを踏まえて、次回申請を予定しておられる大学におかれましては、世界最高水準の研究大学を実現するという強い意志に基づいて、意欲的な提案がされることを期待いたしております。

 

(問)今週、経団連が、選択的夫婦別姓を早期に実現するように、との政府への提言を発表しました。これは国際機関で働く人にも通称使用によって不利益が生じる事例があるということですので、広い意味では経済安全保障にも関わってくる問題かもしれないということで、高市大臣にお伺いしたいのですが、この経団連の提言についてどう受け止めていらっしゃるのかというのと、あと、大臣は以前から、この選択的夫婦別姓に対しては慎重な姿勢を示してこられたと思いますが、現在のスタンスがどうなのかというのと、その理由についても教えていただけますでしょうか。

 

(答)まず、経団連の方々からの提言書、私自身が受け取ったわけではございません。政府において、つまり岸田内閣として、これに対してどのように対応していくかという方針は、まだ決まっていないと承知をしております。

 例えば、閣法で何か考えるのであれば、法務省でお考えになることでしょうし、また、議員立法で対応されるということであれば、既にこれまでも、過去に衆議院では立憲民主党から、参議院では民主党から、民法の一部を改正する法律案が出ていたと記憶をしております。

 ですから、政府としての対応振りが何とも決まっておりませんので、私個人の考え方をここで申し上げるような段階にはないと思っております。

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