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令和6年2月2日 記者会見

更新日:

1.発言要旨

 

冒頭発言なし

 

 

2.質疑応答

 

(問)AIセーフティ・インスティチュートの所長に村上明子さんが内定しました。大臣としての期待を教えてください。

 

(答)村上明子さんは、日本IBMのAI研究者としても御活躍されましたし、今お勤めの損保ジャパンのCDO(チーフ・デジタル・オフィサー)でもいらっしゃいます。また、京都大学防災研究所の客員講師でもいらっしゃいます。

 ですから、AIの安全性という難しい問題をグローバルに検討していくのにふさわしい方だと考えております。

 

(問)量子技術の早期産業化を進めていらっしゃると思いますが、化学産業への期待があれば、お聞かせいただければと思います。

 

(答)東海国立大学機構でございますけれども、これは名古屋大学と岐阜大学から成るもので、2023年4月に決定された「量子未来産業創出戦略」におきまして、量子技術イノベーション拠点の候補となって、昨年5月に化学を中心に扱う国内唯一の拠点として認定されました。

 政府としては、2030年までに量子技術による生産額を50兆円規模にするという目標を掲げております。

 その中で、東海国立大学機構が持つ、量子、化学、医療、材料、情報分野といった技術と東海地区の産業が連携して、新たな化学産業が生まれることを期待いたしております。

 

(問)民間企業のスペースワンが和歌山県からロケットを打ち上げると先日、発表しました。日本で民間によるロケット打上げが増えていることに対する御所感と、改めて日本の宇宙政策において民間のロケットをどう位置付けているのか、国のロケットとのすみ分けなどをお願いします。

 

(答)3月9日に打ち上げられる予定と聞いておりますけれども、我が国で初めて、民間企業が開発したロケットが人工衛星を軌道投入することと、民間企業が独自に整備した射場を利用することによる人工衛星の打上げでございますので、これは画期的なものだと思っております。成功すれば、日本の宇宙開発において大きな一歩になりますので、成功をお祈りしております。

 また、スペースワン社に加えて、国内で現在、複数のスタートアップ企業がロケット開発に取り組んでおります。SBIR制度などによる、開発や実証支援を通じて、国際競争力を持つロケット企業を支援してまいりたいと思っています。

 国と民間のすみ分けでございますけれども、基幹ロケットと民間のロケットの両方が確実に打上げを実現していく、さらに安定的に打ち上げていくことによって、我が国が他国に依存することなく宇宙へのアクセスを確保することになりますので、自立的な宇宙活動を実現していくことに結びつく、極めて重要な取組だと思っております。

 

(問)セキュリティ・クリアランスについて、今朝の報道で「重要経済安保情報で懲役5年以下」という報道が出ていたかと思います。今の新法での懲役の検討状況と、不正競争防止法等では10年以下となっているかと思いますが、この「5年」という年数について大臣のお考え等ありましたら、お聞かせください。

 

(答)まだ罰則を含めた法律案の内容につきましては検討中で、しかも来週あたりから与党手続きが始まっていくものと思いますので、現段階で確たることを申し上げることはできません。

 ただ、罰則につきましては、有識者会議の最終取りまとめでも指摘していただきましたとおり、まず主要国に通用するということで、漏えいなどに対する罰則を定めるのは重要であるということ。

 それから、漏えい行為を処罰する、今おっしゃっていただきましたような不正競争防止法も含まれますけれども、国内法とのバランスも踏まえながら、具体的に検討していくべきであるということ。

 それから、漏えいなどが法人の事業活動の一環として行われてしまったような場合には、法人を処罰する規定を置くことについても検討すべきということでございましたので、それらを含めて検討中でございます。

 ですから、量刑につきましては、情報の機微度に応じた罰則を設けることを検討中ではありますが、現時点で確たることを申し上げられる段階にはございません。

 

(問)万博関連で一言お願いしたいのですが、復興に支障が生じていますよね。万博の資材調達で既に支障が生じているのに、昨日の国会答弁で岸田総理は「そういう情報に接していない」と言っており、明らかにおかしくないですか。

 

(答)参議院の着席時間が迫っておりますので短く申し上げますけれども、私は、16日に、あくまでも政務として心配事を申し上げました。22日に、齋藤大臣に対して岸田総理が指示をされて、「資材の需給を丁寧に把握して、復興に支障のないよう万博関連の調達も計画的に行うように」ということで、きちっとした指示を出していただいたので、私は、経済産業省での取組が行われて、資材などに影響が出ない形がつくられるものということを期待しております。総理の御指示にも大変感謝をいたしております。

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