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令和5年11月7日 記者会見

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1.発言要旨

 

冒頭発言なし

 

 

2.質疑応答

 

(問)阪神タイガースが38年ぶりに日本一になり、多くの国民が注目しました。そこで大臣にお聞きしたいのですが、スポーツと科学技術の連携について、どのような方策が考えられるか、教えてください。

 

(答)本来でしたら、スポーツを所管しておられます文部科学省にお尋ねいただくのがいいのではないかとは思うのですが、科学技術とスポーツの連携ということでいいましたら、例えば、近年はスポーツ観戦に当たって、デジタルトランスフォーメーションの進展によって最新のテクノロジーを活用した動画配信もございます。また、今後のビジネスへの活用も念頭に置いた観客の皆様の感情データの収集・分析・可視化など、先進的な取組事例がございます。

 こうしたテクノロジーの活用は、スポーツを身近に感じて楽しめる機会も提供できますし、スポーツの付加価値をより高めることにもつながっていくのではないかと思っております。

 

(問)先週、閣議決定された国の経済対策に「宇宙戦略基金」の創設が盛り込まれました。大臣から見て、この「宇宙戦略基金」にはどのような意義があるのか、見解を教えていただけないでしょうか。

 

(答)今、世界では宇宙活動を通じた、経済・社会の大きな変革が起こっております。例えば、安全保障の分野では、ロシアのウクライナ侵略に関しても申し上げましたけれども、衛星による画像取得や情報通信の継続性維持など、宇宙システムの重要性が高まっていると考えます。

 また、気象衛星による気象予測に加えまして、災害時に、夜でも悪天候でも宇宙から被災状況の把握が可能になっているということで、防災・減災といった点でも、宇宙システムが私たちの安全を支えてくれています。

 また月面探査開発は、アメリカの「アルテミス計画」だけではなく、中国やインドも取組を加速していますので、これから国際競争は相当熾烈になっていくだろうと思います。

 それから、ビジネスで考えましても、世界の宇宙市場は2040年に1兆ドルを超える規模になるのではないかといった予測もございます。

 こうした中で、今般の経済対策で、宇宙というのは、日本は素晴らしい技術を個々に持っておりますし、市場の拡大が期待される開拓すべきフロンティアとして位置づけられております。

 ですから、この「宇宙戦略基金」を設置する意義は、関連市場の拡大によって我が国の経済成長をしっかりと確保すること、宇宙を利用して安全保障、防災・減災といった地球規模・社会的課題の解決につなげていくこと、それから先端技術や基盤技術力を強化していくことに貢献することにあると思います。

 いずれにしましても、激化している国際競争に遅れを取ることなく、我が国の宇宙開発利用を加速していくために必要な基金だと考えております。

 

(問)所管外になりますが、阪神の日本一について受け止めをいただければと思います。

 

(答)所管外でございます。ただ、タイガース、バファローズ、両方のチームの皆様が最後まで戦われて、多くの国民の皆様が楽しんだ、こういったことに感謝を申し上げたいと思います。それから勝敗に関係なく、双方のチームに関係のある事業者の方々が、優勝記念セールや応援感謝セールといったものを開いてくださっておりますので、経済浮揚効果にも期待したいと思っております。

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