令和5年1月20日 記者会見
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1.発言要旨
総務大臣臨時代理としまして、本日の閣議において、消費者物価指数について報告をいたしました。
その内容は既に、今朝、総務省統計局から公表している資料のとおりでございます。詳細は総務省統計局にお問い合わせください。
2.質疑応答
(問)来週から通常国会が始まりまして、そこで内閣感染症危機管理統括庁の設置法案が提出されると思うのですが、そうなると大臣が所管されている健康・医療戦略推進本部や、あるいはAMEDのSCARDAのような、それぞれ司令塔と言われているものがありますけれども、それらとの関係というのはどのようになるのでしょうか。
(答)現在も新型コロナウイルス感染症は、決して油断できない状況で、お亡くなりになる方も多くいらっしゃいますが、今後の次の感染症危機への備えにつきましては、昨年9月の新型コロナウイルス感染症対策本部決定に基づきまして、内閣総理大臣及び官房長官を直接支え、感染症危機における司令塔機能を一元的に担う組織として、まだ仮称でございますが、内閣感染症危機管理統括庁を設置することについて検討を進められているということでございます。
現在、医療分野の研究開発につきましては、内閣総理大臣を本部長とする「健康・医療戦略推進本部」におきまして、予算配分などの総合調整を行って推進しています。
また、ワクチン開発につきましては、感染症有事に国策としての開発を迅速に進めるために、昨年AMEDに設置したSCARDAにおいて、感染症有事の発生前後を通じたマネジメントや総合調整を行うことになっております。
新たにできる統括庁は、感染症危機対応に係る政策の総合調整を担う組織として検討が進められておりますので、健康・医療戦略推進本部やSCARDAの事務のうち、ワクチン開発を含む感染症危機対応に関する事項につきましては、この統括庁と平素から緊密に連携をして対応していく形になると思っております。
(問)宇宙関係でお伺いします。日本時間で今日の夜から、ISSの若田光一飛行士が船外活動を始める予定だと聞いております。何か御期待することがあれば教えてください。
(答)日本時間で言いますと、本日22時15分から、若田光一宇宙飛行士によるISSの船外での活動が予定されています。今回の活動では、ISS全体への電力供給に必要な、発電効率を高めた新しい太陽電池パネルの設置に向けて、ケーブルの設置作業などに取り組まれると伺っております。これは2030年までISSを運用するために不可欠な作業でございます。
若田宇宙飛行士とは、昨年12月に、岸田総理や永岡文部科学大臣と共に、交信イベントでお話をする機会がありました。その際に若田飛行士が、「ISSの利用や運用が効率化し進化している」、「職業宇宙飛行士の使命はフロンティアの開拓」とおっしゃっていたことを思い出しております。
若田飛行士は1996年以来、5回目の宇宙飛行でございます。ISSを改良するために、初の船外活動に挑まれるのは、まさに伺ったお話のとおりだと思っておりまして、一人の国民として非常に誇らしく思い、敬意を表したいと存じます。6時間半にわたる活動をされると聞いておりますので、任務の御無事をお祈りしております。