令和2年3月3日 記者会見
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《冒頭発言》
皆様、おはようございます。
【東北総合通信局長の逮捕事案】
3月1日の日曜日に、東北総合通信局の局長が、建造物侵入及び窃盗の疑いで逮捕されました。
当省の幹部職員が不祥事を起こし、総務省の信用を失墜させましたことは、誠に残念であり、申し訳なく存じます。
国民の皆様に対し、深くお詫び申し上げます。
幹部職員がこのような事件を起こしたという重大性に鑑み、業務に影響が出ないように、同日、3月1日付で同人を大臣官房付に異動させる決裁を行いました。
現在は、事実関係の確認中でございます。
今後、確認した事実に基づき、厳正に対処することといたします。
以上です。
《質疑応答》
【NHKの常時同時配信サービスの開始】
問: NHKの同時配信サービスが始まりましたが、大臣の受け止めと期待、御所見についてお伺いします。
答: 「NHKプラス」は、3月1日の日曜日から、試行的に提供を開始されました。
同日、システムの処理能力を超える多数の利用申込みによって、受付を一時停止したことは、残念でありました。
NHKにおかれましては、本年4月の正式な提供開始に 向けて、円滑に利用を開始できるように、インターネット実施基準に基づいて、体制整備を含めた万全の対策を講じていただきたいと存じます。
【地方議会・議員のあり方】
問: 先日、地方議員のなり手不足に関連して、総務省の研究会が論点整理を行っておりました。こちらに対する所感と、これに先行して、高知県の大川村の方で請負の禁止に関する規定を設けた条例を作っております。この条例に対する所感と評価の方をお伺いできますでしょうか。
答: 2月21日に開催された「地方議会・議員のあり方に関する研究会」では、地方制度調査会での議論を念頭に、これまでの研究会での議論の論点整理と検討の方向性について議論が行われたと承知をいたしております。
これらの議論を地方制度調査会にもお伝えしながら、特に議員のなり手不足の要因として、①地方議員の位置付け、②経済的な要因、③身分に関する規制、④立候補環境の整備の4項目について、検討を深めることとされたと承知をしておりまして、地方制度調査会での議論に期待をいたしております。
また、大川村におかれましては、議員のなり手不足という課題に対して、時間をかけて真摯に議論を積み重ねられて、昨年、条例を定められたものと承知をいたしております。
この条例では、請負禁止に関する総務省通知や判例の解釈を明文化して、兼業禁止に該当しない具体的な法人の明確化を図られました。
総務省の研究会においても、身分に関する規制について、「請負の範囲を明確にすることを検討すべきではないか。」と指摘がございましたので、地方制度調査会におかれましても検討を深めていただくことを期待しております。
問: では、今日はありがとうございました。
答: どうもありがとうございました。