2015年3月10日 記者会見
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〔冒頭発言〕
【東日本大震災の発生から4年】
明日で、東日本大震災の発生から4年を迎えます。この震災によりまして、多くの尊い命が失われました。愛する家族を亡くされた方々の、本当に深いお悲しみ、まだまだ癒えることはないと存じます。まずは、犠牲になられた方々に深い哀悼の意を表しますとともに、被災された皆様にお見舞いを申し上げます。
そして、私たちは全員が復興大臣であるという、そういった決意の下、しっかりと災害に強い強靱な国作りを続けてまいります。
来る14日、土曜日でございますが、仙台市で第3回国連防災世界会議が開催される予定でございます。東日本大震災を始め、幾多の災害から得た教訓、防災技術・知見を世界に発信する貴重な機会でございます。
私も開会式に出席しますとともに、「防災における女性のリーダーシップ発揮」につきまして議論するハイレベルの政府間対話に共同議長として参加をいたします。
そして、翌15日、日曜日には被災地の現状を視察することとしております。
詳細につきましては、この会見終了後に事務方に説明をさせます。
今後も被災自治体の実情をお伺いしながら、マンパワーや財源の確保によりまして、これからまだまだ大変な復興事業を行っていかれる被災自治体の支援に力を尽くしてまいります。
私からは、以上です。
〔質疑応答〕
<今後の大規模災害への対策と意気込み>
- 問: 3月幹事社の共同通信の江藤です。幹事社から1問お聞きします。明日で震災から4年となるのですけれども、大震災の後もですね、広島市での土砂災害とか、御嶽山の噴火など、大規模な災害が相次いでいます。高市大臣は、既に緊急消防援助隊の大幅増隊とかですね、消防団の加入促進とか、Lアラートの高度化など、そういったことを進める方針を示されているのですけれども、今後、大規模災害の対策とかですね、意気込みを改めてお聞かせください。
答: 今、例示していただいたとおりでございます。
緊急消防援助隊については、現在の4,694隊を、平成30年度末までに6,000隊に増隊するということを目指します。機動力の強化を行う、そして、広域応援態勢を充実・強化してまいります。
消防団への加入促進、消防団の装備・訓練の充実強化によりまして、消防団を中核とした地域防災力の強化に取り組んでまいります。
特に、消防団の加入促進ですけれども、先月、私から各地方公共団体に、女性や若者を始めとして、在勤者、地方公務員の入団促進を働きかける書簡を発出しました。
また、各経済団体に対しましても、消防団の7割以上が被用者でございますので、お勤めなさっている方の消防団活動に対する事業者の方々の御理解と御協力を依頼する、そして、また、採用の時に、学生さんで消防団活動に一生懸命取り組まれた方に対して証明書も発行しておりますので、それを採用の中で評価していただきたい、こういったお手紙を出しました。
そして、また、避難勧告の適切な発令、それから、防災行政無線、緊急速報メール、Lアラート、こういったものを活用した情報伝達手段の多様化・多重化を促進することで、防災情報の適時・的確な伝達など、地方公共団体における危機管理体制の充実に取り組みます。
ということで、すみません、まだまだいろいろ申し上げたいのですけれども、8時から予算委員会分科会ですので、これで失礼いたします。大変短い会見でごめんなさい。失礼いたしました。
問: ありがとうございました。
答: すみませんでした。ありがとうございます。