2015年8月4日 記者会見
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〔冒頭発言〕
おはようございます。
今朝、官邸では、閣議、閣僚懇がございました。
【熱中症予防対策】
最近、非常に暑い日が続いております。
直近の1週間、7月27日から8月2日におけます熱中症による救急搬送人員数(速報値)でございますけれども、1万1,672人と、先々週に比べて3,929人増加しています。お亡くなりになった方も、直近1週間で25名、累計で55名となっております。
また、猛暑日35℃以上を観測した地点数も744地点となりまして、これも先々週の333地点と比べると411地点増加しています。
熱中症を予防するには、こまめな水分補給、エアコンや扇風機などを用いた室温調整、そして適度な休憩を取るということが大切でございます。
特に、御高齢の方々は、暑さを自覚しにくいために、のどの渇きを感じにくいということ、それから、小さなお子様は、汗腺が未熟なために体温調整がしにくいという特徴がありますので、是非とも年齢に応じた対応をお願いしたいと思います。
消防庁におきましては、熱中症予防対策などについて紹介した熱中症対策リーフレットを80万部作成して、全国の消防本部に配布しました。住民の皆様に各地で提供していただきますとともに、ツイッターを通じて積極的に注意喚起を行っております。これからも関係機関と連携しながら熱中症対策に努めてまいります。
私からは、以上です。
〔質疑応答〕
<国勢調査の準備状況>
- 問: 幹事社の時事通信から1問質問いたします。8月に入りまして、国勢調査の調査時期まで2カ月を切ったわけです。それで、今回の調査は、初めてインターネットを使った調査を全国展開するということで、これも実施時期は約1カ月後に迫っています。そういった膨大な作業が必要なわけですけれども、国民への周知を含めて、現在の準備状況についてお聞かせください。
答: 来る10月1日を調査期日として実施します平成27年国勢調査は、パソコンやスマートフォンからの回答が可能なだけではなくて、9月10日からオンライン回答を紙の調査票の回答に先行して受け付けますことによって、オンライン回答率を高める手法を導入するなど、先進的な調査となっておりまして、政府としては我が国のICT技術を活用した「ビッグチャレンジ」として取り組んでおります。
準備に当たりましては、国と地方自治体とで協力をしまして、3次にわたる試験調査やシステムテストを実施するとともに、調査実施体制として、国・地方でそれぞれ国勢調査実施本部を立ち上げるなど、円滑な調査の実施に向けて、鋭意準備を進めてまいりました。
また、国民の皆様への周知につきましても、国と地方自治体とで協力して、特に国勢調査の重要性やオンライン提出に関する内容を中心に、昨年度からキャンペーンサイトなどを通じた広報を実施してきております。
しかし、更に国民の皆様に安心して御回答いただけますように、ネットやテレビ広告、新聞広告、ポスターなど、様々な媒体を通じて、本格的に、今後、広報を実施することにしております。
以上でございます。
<靖国参拝>
- 問: テレビ朝日の小野です。また毎年の確認で恐縮なのですが、靖国の季節がまたやってまいりまして、今回もまた参拝するということでよろしいでしょうか。
答: 毎年同じ回答で恐縮でございますけれども、参拝につきましては、今、閣議後記者会見の場で、日時等も含めて申し上げることはございません。
問: ほか、よろしいでしょうか。では、ありがとうございました。
答: ありがとうございました。