2016年11月23日 記者会見
更新日:
[冒頭発言]
【視察後の感想】
皆さま、お疲れ様でございます。今日の取材、ありがとうございます。
本日は、奈良女子大学の学生と附属中等教育学校の生徒による小学生向けのプログラミング教育講座の現場を拝見させていただきました。今岡学長、角田副学長はじめ、ご関係の皆様に感謝申し上げます。
まず、今日の講座を受講していた小学生が、チームで協力をしながら、ああでもない、こうでもないと言いながら、アイデアを出しながら、懸命に取り組んでいる姿を、かわいいなあと思うとともに、大変感動致しました。
また、指導にあたられた大学生、附属中等教育学校の生徒の皆さんも、若い目線で、「教えないことによって教える」、ヒントを与えるけれど答えは言わない、という方針で、参加した小学生となじみながら教えられていたことも印象に残りました。
人にものを教えるということは、おそらく自分自身が学ぶ以上に勉強になることだと思います。大学生そして附属中等教育学校の生徒の皆さんが、教えることによって自らも多くのことを学ぶ、そして更にスキルを向上させていく、ということは、将来どのような業界に出ても通用する人材育成になると思いました。
附属中等教育学校のプログラミング教育については、離島、地方都市、そして中山間部とも連携しながら取り組んでいくという、まさに「広域連携」の取組のモデルになると思っております。
プログラミング教育を全国的に普及させていこうと思うと、いかに指導者を確保するか、いかに良い教材を確保するかが課題になりますが、まずは、指導者をクラウドを活用して「広域連携」によって育てるという取組、それから、クラウド上の教材を活用しているという取組、ここをしっかりと総務省としても応援をしていきたいですし、実証事業の成果をすごく楽しみにしています。 来年度からは、こういった優良事例の全国展開をしていけるように、来年度予算でも必要な額をしっかりと確保するということで、私たちも頑張って参ります。
私からは、以上でございます。
【プログラミング教育における指導者の育成について】
問:NHKの山本と申します。改めてなんですけれども、この学校の生徒さんが子どもたちを教えている。そういう意味で指導者を育てているというこの学校の取組自体を大臣が今日どうお感じになったのか、またそこに期待していくこと、今後全国的に指導者を確保していかなければならない中で、彼らの取組に期待していることをお願いします。
答:先ほど、連携して取り組んでいただいている茨城県古河市教育委員会の先生がおっしゃっていましたけれども、やはり指導者の育成が非常に大きな課題です。
附属中等教育学校の4年生(高校1年生に相当)が、既にメンターとして小学生を十分に指導できるという取組が実際ここでなされているということは、全国に向けて素晴らしい刺激になっていくと思います。地域の人材を活用しながら、メンターとして活躍をしていただくという、大きな成功事例になると思います。
ICT企業の社員さんに手伝っていただくなどプロフェッショナルの方に指導者になっていただくということは、色々な場所で行われているのだと思いますけれども、高校生が、また大学生が、地域の小学生を指導するという、非常に良い事例だと思います。
そして、そのノウハウを、クラウドを活用して共有していくことで、離島でも山間部でも同じようなレベルのメンターが育っていく、一つのきっかけになると思います。
【教育分野における予算要求について】
問:他にいかがでしょうか。
答:ご質問がなければ、あと一言。
いよいよ来年度に向けた予算の季節に入って参りました。総務省として、各小学校でプログラミング教育を展開していく上で現実的な課題だと考えていることは、無線LANなどのICT環境の整備をもっと進めなければいけないということです。
先程申し上げた指導者、良い教材の確保に加えて、ICT環境の整備につきましては、来年度の予算要求に含めておりますが、避難所や避難場所に指定されている学校に対して、無線LANの整備をしていきます。
これにより、災害時には、まさに防災に使っていただけますし、平時は、教育に使っていただけます。
この際、情報通信環境の整備をしっかりと進めていく取り組みを来年度予算要求しています。補助事業でございますので、積極的に活用していただきたいと思っております。
さらに、プログラミング教育については、地域の方々を指導者として育成するプロジェクトを、引き続き来年度も要求しております。今年度の実証の成果を活かしながら、全国に横展開したいということと、更に内容をグレードアップしていくことを考えております。
大変能力があって、プログラミングが大好きで、もっと高いレベルの教育を受けたいなと思ってらっしゃるお子さんには、そういったプログラミング教育を、それから障害のあるお子さんも、十分にプログラミング教育を受けていただけるように、そういった環境を作っていきたいですし、教材もレベルアップしていきたいと思っております。
最後に、奈良県の学校におけるICT環境を見ますと、少しばかりですが全国平均よりも整備が遅れております。子どもたちが使えるパソコンの台数も少ないですが、全国的にしっかりと増やしていくことによって、災害時でも活用していただけると思いますので、これからも文部科学省と連携しながらしっかりと取組を進めて参りたいと思います。
問:よろしいでしょうか。それでは会見を終わりにさせていただきます。どうもありがとうございました。
答:どうもお疲れ様でございました。
【視察後の感想】
皆さま、お疲れ様でございます。今日の取材、ありがとうございます。
本日は、奈良女子大学の学生と附属中等教育学校の生徒による小学生向けのプログラミング教育講座の現場を拝見させていただきました。今岡学長、角田副学長はじめ、ご関係の皆様に感謝申し上げます。
まず、今日の講座を受講していた小学生が、チームで協力をしながら、ああでもない、こうでもないと言いながら、アイデアを出しながら、懸命に取り組んでいる姿を、かわいいなあと思うとともに、大変感動致しました。
また、指導にあたられた大学生、附属中等教育学校の生徒の皆さんも、若い目線で、「教えないことによって教える」、ヒントを与えるけれど答えは言わない、という方針で、参加した小学生となじみながら教えられていたことも印象に残りました。
人にものを教えるということは、おそらく自分自身が学ぶ以上に勉強になることだと思います。大学生そして附属中等教育学校の生徒の皆さんが、教えることによって自らも多くのことを学ぶ、そして更にスキルを向上させていく、ということは、将来どのような業界に出ても通用する人材育成になると思いました。
附属中等教育学校のプログラミング教育については、離島、地方都市、そして中山間部とも連携しながら取り組んでいくという、まさに「広域連携」の取組のモデルになると思っております。
プログラミング教育を全国的に普及させていこうと思うと、いかに指導者を確保するか、いかに良い教材を確保するかが課題になりますが、まずは、指導者をクラウドを活用して「広域連携」によって育てるという取組、それから、クラウド上の教材を活用しているという取組、ここをしっかりと総務省としても応援をしていきたいですし、実証事業の成果をすごく楽しみにしています。 来年度からは、こういった優良事例の全国展開をしていけるように、来年度予算でも必要な額をしっかりと確保するということで、私たちも頑張って参ります。
私からは、以上でございます。
【プログラミング教育における指導者の育成について】
問:NHKの山本と申します。改めてなんですけれども、この学校の生徒さんが子どもたちを教えている。そういう意味で指導者を育てているというこの学校の取組自体を大臣が今日どうお感じになったのか、またそこに期待していくこと、今後全国的に指導者を確保していかなければならない中で、彼らの取組に期待していることをお願いします。
答:先ほど、連携して取り組んでいただいている茨城県古河市教育委員会の先生がおっしゃっていましたけれども、やはり指導者の育成が非常に大きな課題です。
附属中等教育学校の4年生(高校1年生に相当)が、既にメンターとして小学生を十分に指導できるという取組が実際ここでなされているということは、全国に向けて素晴らしい刺激になっていくと思います。地域の人材を活用しながら、メンターとして活躍をしていただくという、大きな成功事例になると思います。
ICT企業の社員さんに手伝っていただくなどプロフェッショナルの方に指導者になっていただくということは、色々な場所で行われているのだと思いますけれども、高校生が、また大学生が、地域の小学生を指導するという、非常に良い事例だと思います。
そして、そのノウハウを、クラウドを活用して共有していくことで、離島でも山間部でも同じようなレベルのメンターが育っていく、一つのきっかけになると思います。
【教育分野における予算要求について】
問:他にいかがでしょうか。
答:ご質問がなければ、あと一言。
いよいよ来年度に向けた予算の季節に入って参りました。総務省として、各小学校でプログラミング教育を展開していく上で現実的な課題だと考えていることは、無線LANなどのICT環境の整備をもっと進めなければいけないということです。
先程申し上げた指導者、良い教材の確保に加えて、ICT環境の整備につきましては、来年度の予算要求に含めておりますが、避難所や避難場所に指定されている学校に対して、無線LANの整備をしていきます。
これにより、災害時には、まさに防災に使っていただけますし、平時は、教育に使っていただけます。
この際、情報通信環境の整備をしっかりと進めていく取り組みを来年度予算要求しています。補助事業でございますので、積極的に活用していただきたいと思っております。
さらに、プログラミング教育については、地域の方々を指導者として育成するプロジェクトを、引き続き来年度も要求しております。今年度の実証の成果を活かしながら、全国に横展開したいということと、更に内容をグレードアップしていくことを考えております。
大変能力があって、プログラミングが大好きで、もっと高いレベルの教育を受けたいなと思ってらっしゃるお子さんには、そういったプログラミング教育を、それから障害のあるお子さんも、十分にプログラミング教育を受けていただけるように、そういった環境を作っていきたいですし、教材もレベルアップしていきたいと思っております。
最後に、奈良県の学校におけるICT環境を見ますと、少しばかりですが全国平均よりも整備が遅れております。子どもたちが使えるパソコンの台数も少ないですが、全国的にしっかりと増やしていくことによって、災害時でも活用していただけると思いますので、これからも文部科学省と連携しながらしっかりと取組を進めて参りたいと思います。
問:よろしいでしょうか。それでは会見を終わりにさせていただきます。どうもありがとうございました。
答:どうもお疲れ様でございました。