2017年5月30日 記者会見
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〔冒頭発言〕
皆様、おはようございます。
今朝は、閣議と閣僚懇のみでございました。
【労働力調査結果及び家計調査結果】
本日の閣議において、労働力調査結果及び家計調査結果について報告をしました。そのポイントでございます。
(労働力調査)
4月の完全失業率は、季節調整値で2.8%と、前月と同率となり、約23年ぶりの低い水準で推移するなど、雇用情勢は着実に改善しています。
(家計調査)
全国2人以上世帯の4月の消費支出は、1年前に比べ実質1.4%の減少となりました。
リフォーム関係を含む住居の「設備修繕・維持」などが増加となった一方、「自動車等関係費」が減少となりました。
季節調整値で前月からの変化を見ますと、消費支出は前月に比べ実質0.5%の増加となりました。
私からは、以上でございます。
〔質疑応答〕
<北朝鮮のミサイルの脅威に対する体制強化>
問: 幹事社の日本経済新聞です。幹事社から1問。昨日も北朝鮮がミサイルを発射し、排他的経済水域内に落下したと見られるということで、北朝鮮のミサイルの脅威が増しているという現状について、総務省としてどのように御対応を強化していかれるのか、あるいは、大臣のお考えをお示しいただけますでしょうか。
答: 地方団体との情報収集・連絡体制を構築して、ミサイルが発射される都度、都道府県・市町村に、迅速に情報提供を実施いたしております。
また、「ミサイル発射等に関する緊急情報」を、国民の皆様に、迅速かつ確実に伝達するため、市町村に「Jアラート機器の点検の徹底」などの対応を要請してまいりました。
さらに、「ミサイルを想定した住民避難訓練」を、3月17日に秋田県男鹿市で実施し、6月4日に山口県阿武町、6月9日に山形県酒田市、6月12日に新潟県燕市で実施することを予定しています。
しっかりと対応してまいります。
<宝くじの販売額実績の減少傾向の受け止め>
問: 共同通信の坂田と申します。宝くじについてです。売上が2005年のピーク以降減少傾向が続いていますが、それについての受け止めと、今後の形について教えていただけますか。
答: 平成28年度の「宝くじ発売実績」は、18年ぶりの8,000億円台となる、8,452億円となりました。
宝くじの収益金でございますけれども、地方団体の貴重な自主財源でございまして、「公共事業」はじめ、「福祉」、「文化」、「災害対策」など、各分野で幅広く活用されております。
この売上を回復させていくためには、「消費者目線」に立って宝くじの魅力を高めていくことが必要です。
発売団体におかれましては、昨年度の年末ジャンボで1等や2等の当選本数が多い「プチ」を発売しました。今年度4月からも、新商品の「ビンゴ5」の発売を開始しました。「ジャンボくじ」もコンセプトを明確にして刷新するなど、工夫されていると伺っております。
これからも、発売団体におかれまして、様々な活性化策が実施され、宝くじの魅力が高まりますよう、総務省としても必要な助言を行ってまいります。
現在、「宝塚歌劇との『夢』のタイアップ」をコンセプトとした「ドリームジャンボ宝くじ」が発売中です。
6月2日(金)までの発売ですので、ご購入をよろしくお願いいたします。
問: 総務委員会が始まりますので、ここまでとさせていただければと思います。
答: 御協力ありがとうございました。