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2017年7月11日 記者会見

更新日:

〔冒頭発言〕


 皆様、おはようございます。
 今朝、官邸は、閣議と閣僚懇のみでございました。
 冒頭、私からは、特にございません。

 

 

〔質疑応答〕


<九州北部豪雨による被害の現状と復旧に向けての課題>


問: 幹事社の朝日新聞です。1問質問させていただきます。九州北部の豪雨によって、多数の死者と行方不明者が出るなど被害は甚大で、復旧・復興に向けて小規模市町村では今後対応が難しくなることも予想されています。被害と救助の現状と、あと、復旧・復興に向けた課題についてどうお考えでしょうか。併せて、ふるさと納税の活用について何かお考えがありましたらお聞かせください。

 

答: 現時点で、福岡県、大分県の両県で多くの方々がお亡くなりになり、多数の家屋にも被害が生じております。
 まずは、お亡くなりになりました皆様に、心からの哀悼の意を表し、本当に深い悲しみの中にいらっしゃる御遺族の皆様にお悔やみを申し上げ、被災された皆様にお見舞いを申し上げます。
 被災地では、これまで、「地元消防機関」、「消防団」、「県内消防応援部隊」及び「緊急消防援助隊」の総計で最大4,000人規模の皆様が、救助・捜索活動に当たっていただいております。
 懸命の活動によりまして、「福岡県で227名」、「大分県で56名」、「合計283名」の方々を救助できておりまして、現場に入っていただいている皆様には厚く感謝を申し上げたいと存じます。
 また、携帯電話につきましては、発災直後から、事業者の皆様には、「サービスエリアの復旧・確保」、「衛星電話の貸出し」、「避難所などでの通信環境の確保」などに御尽力をいただいており、現在では、東峰村など、市町村役場のエリアは確保できています。
 ただ、依然として、事業者によっては、カバーされていない地域が残っているのも事実でございますので、ここは復旧に全力を挙げていただきたいと思います。
 今後の復旧・復興につきましては、先週6日の総務省の幹部会議において、全ての局が自らできることを考えて「プッシュ型」で被災地支援を行うよう、指示を出しております。
 被災自治体の当面の資金繰り支援につきましては、既に、事務方に対して「普通交付税の繰上げ交付」の手続きを進めるよう指示しており、今、調整中でございます。
 今後は、被災自治体の実情を十分にお伺いをして、特別交付税措置を含めて地方交付税や地方債による地方財政措置を講じ、被災団体の財政運営に支障が生じることがないように、しっかりと対応していくつもりでございます。
 また、今後、罹災証明交付や復旧事業に係る職員の確保が必要となると考えられます。被災自治体の御要請をこちらも丁寧に伺い、県とも連携をしながら、特に小規模団体の応援職員の確保にも努めてまいります。
 この他、被災された皆様がお困りにならないように、支援措置を講じている関係機関の窓口リストを作成して、総務省のホームページに掲載するとともに、市町村に配布させていただいています。
 これは、昨年の熊本地震の時に、行政評価局のメンバーが、工夫をしながら作ってくれたスキームでございます。
 それから、ふるさと納税の活用ですが、これまで累次の災害におきまして、全国各地の皆様から被災地に対して温かい寄附をいただいております。
 今回も、そういったお心が寄せられ、それを被災地の方々の当面の支援、そして、今後の復旧に役立てていただけたらと願っております。


<地方議員の厚生年金への加入について>


問: 大臣、時事通信の増渕です。自民党のプロジェクトチームが、地方議員の厚生年金加入を可能とする案の検討に入っています。全国各地の地方議会では、なり手不足という問題になっていますけれども、今回、自民党のプロジェクトチーム案について大臣の受け止めをお聞かせください。

 

答: 地方議会議員の方々の厚生年金加入につきましては、これは各党各会派において、様々なお考えがあると承知をしております。
 いずれにしましても、地方議会議員の身分の根幹に関わることでございますので、地方議会議員のお声もよく聞いた上で、各党各会派で、まずは十分に御議論いただくことが必要だと考えております。


<内閣支持率低下の受け止め>


問: 読売新聞、豊川です。内閣支持率についてなんですけれども、週末、各社の世論調査で支持率、下落傾向が続いています。弊社の調査でも支持率が不支持率を下回っています。受け止めと、回復に向けて、どのように取り組んでいかれるか。

 

答: 報道各社で行っていただきました世論調査の結果が非常に厳しいものであったことにつきましては、私自身も、内閣の一員として強く責任を感じております。
 これから政策を進めていく上でも、国民の皆様の信頼あってこそ、私たちも活動ができることでございますので、しっかりと皆様に信頼をしていただける政権作りに向けて、真面目にこつこつと仕事をし、そして、国民の皆様がもっと知りたい、もっと理解したいと思っていらっしゃることについて、丁寧に、説明に努めるように頑張ってまいります。


問: よろしいでしょうか。どうもありがとうございました。

 

答: お疲れ様でした。

 

 

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