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日本のICTユニットが海外の被災地でも活躍

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先月26日の記者会見でも発表させていただきましたが、ITU(国際電気通信連合)が、災害時に加盟国に提供する「緊急通信システム」 として、日本が開発した「移動式ICTユニット(MDRU)」を導入することを決定しました。

 

今後、ITUでは、加盟国に対する被災地支援として、「移動式ICTユニット(MDRU)」の貸し出しを行っていく予定だと伺っています。

 

「移動式ICTユニット(MDRU)」は、災害時に通信途絶となった被災地に搬入して、迅速に通信ネットワークを応急復旧させることが可能な通信設備です。

 

東日本大震災での教訓を踏まえて、総務省が実用化したシステムで、日本では既に製品化されています。

 

ちなみに「MDRU」は、Movable and Deployable ICT Resource Unitの略です。

 

この「移動式ICTユニット(MDRU)」の主な特徴を書きます。

 

①地上回線、衛星回線と接続可能であり、被災地に持ち込み、簡単にWi-Fiネットワークと情報処理サーバを提供可能。

 

②普段使っているスマートフォン・電話番号で、音声通話やデータ通信(メール・ファイル共有・インターネット接続)が可能。

 

③「車載型」や「アタッシュケース型」に小型化され、持ち運びが可能であり、商用電源が無くてもバッテリーで動作。

 

ITUは、今回、「アタッシュケース型」3台の導入を決定しました。今後、更なる導入も期待できると思っています。

 

日本の防災ICTシステムがITUに評価され、海外でも多くの方々のお役に立つことを、誇らしく思います。 

 

国内での更なる活用を推進するとともに、今後とも、防災ICTの海外展開(システム輸出)に力を入れてまいります。

 

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