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今年は選挙が大きく変わる

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 このコラムでも何度か取り上げていますが、今年の参議院議員通常選挙から始まる「18歳選挙権」。
 選挙権年齢の引き下げは70年ぶりで、大きな転換点となります。

 昨年12月から、全国7都市でのシンポジウム、38都市でのワークショップを、総務省とNPOがタッグを組んで実施してきましたが、若い方からの反響の大きさや活発なご意見をいただけたことに、大変感謝しています。

 「240万人、有権者が増えるだけ」というご意見もありますが、私は「もっと大きな動きになっていくのでは」と感じています。

 しかし、これまで若者の投票率は他の世代に比べて低かったということは事実です。

 10代をはじめとする若い皆様に選挙や政治について興味を持ち、考え、投票に行っていただけるよう、出来ることをやっていかなければなりません。

 主権者教育などの取組みに加えて、より投票しやすい環境づくりの為、「公職選挙法改正法案」を国会に提出しています。

 具体的には、

 ・これまでの投票区にとらわれず、駅やショッピングセンターなど利便性の高い場所に共通投票所を設置できるようにすること

 ・期日前投票所の投票時間について、現行は開始時刻が午前8時30分、終了時刻が午後8時であるところを、自治体の判断でそれぞれ最大2時間拡大できるようにすること

 ・有権者が投票所に連れて入ることができる子供さんの範囲を、現行の「幼児」から「18歳未満の者」に拡大すること

といった内容になっています。

 若い皆様の中には、「政治は難しい」「誰に投票したらいいかわからない」と思っている方もおられるかもしれません。

 しかし、政治は何も特別なものではありません。
 皆様の身の回りに起こっていることや住んでいる街の課題を知り、考えること、そして、議論していくことが、良い日本や地域を創る為の政治につながっていきます。

 選挙は、国民の皆様の声を聞き、政治に反映させる貴重な機会となります。
 「18歳選挙権」が実現するこの機会を捉えて、若い皆様の政治参加を促進するとともに、投票しやすい環境づくりにしっかりと取り組んで参ります。

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