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国勢調査②:総務省の「ビッグチャレンジ」

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 今回の国勢調査の最大のポイントは、「オンライン回答」の全国展開です。


 前回の平成22年国勢調査では、東京都のみで、試験的に実施しました。
 当時のオンライン回答率は8.3%と聞いています。「意外に少ない」と思われる方も多いのではないでしょうか。


 先日ご紹介した『情報通信白書』によると、実は、5年前にはスマートフォンの世帯保有率が10%を切っていました。
 その年は、iPadが発売された年でもあり、タブレット端末も5年前から拡がり始めたわけですね。


 ちなみに、昨年のスマートフォンの世帯保有率は65%近くですから、この5年間で、より手軽に回答できる環境が整ってきたと言えそうです。


 今回は、オンライン回答を推進する為、スマートフォン版のページを開設することに加え、調査票の配布に先行してオンライン回答期間(9月10日~9月20日)を設定する方式を採用しました。


 その期間中にオンライン回答のなかった世帯にだけ、9月26日から紙の調査票を配布することになります。


 通勤中に、待ち時間に、スマートフォンで手軽に回答していただければ、その後、国勢調査員に再度ご家庭を訪問していただく必要がなくなります。


 全世帯のおよそ2割に当たる1000万を超える世帯からオンラインで回答を集めたいと思っています。


 これが成功すれば、「世界最大規模のオンライン調査」になります。
 国勢調査は全世界で実施されていますが、この規模での成功事例はまだありません。まさに「ビッグチャレンジ」というわけです。


 総務省では、昨年の10月1日から、私を本部長とし、副大臣、政務官、そして全ての局長級以上の職員を構成員とする「国勢調査実施本部」を設置して、準備を進めてまいりました。


 今回の国勢調査は、国や自治体の行政事務の効率化の観点からも、ICT技術の利活用の観点からも重要な意味を持ちます。
 この総務省を挙げた5年に1度の「ビッグチャレンジ」を、必ず成功に導きたいと思います。
 是非とも、オンライン回答のご活用をお願い申し上げます!
 

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