国際緊急援助隊をネパールに派遣
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昨日、日本時間の15時11分頃(現地時間11時56分頃)、ネパール連邦民主共和国で、マグニチュード7.9の強い地震が発生しました。
ネパール連邦民主共和国の皆様に、心より御見舞いを申し上げます。
昨日の第1報直後から、総務省・消防庁では、消防庁参事官室において第1次応急体制を整備し、外務省と連絡を取り合いながら、情報収集に努めました。
発災直後は、日本政府側からネパールの外務省や内務省の担当者に連絡をしようとしても、携帯電話が繋がらず、情報収集は困難を極めた様でした。
現地の日本公館の建物にも、一部被害が出ましたが、余震が続く中で避難してこられた邦人を館内で保護し、他の現地邦人の安否確認やネパール国内の被災状況確認など、大変な状況の中で対応をしていただいています。
昨夜、日本時間21時15分頃、ネパール政府が「非常事態宣言」を発令、同21時55分に、国際社会に対して支援を要請されました。
深夜0時05分に、外務大臣から消防庁長官に対して「国際緊急援助隊」派遣に対する協力要請があり、0時35分に、消防庁職員や地方消防本部職員を「国際消防救助隊」として派遣する旨、長官から回答をしました。
「国際緊急援助隊」は、消防庁、警察庁、海上保安庁、外務省、JICA等から編成されるチームで、本日の午後、成田空港からネパールに向けて出発します。
ネパールでは、これまでに約1400人の方々の死亡が確認されている様で、被害は甚大です。
被災地は非常に厳しい環境であろうかと思いますが、消防救助隊員の皆様には、我が国の高い救助技術を十分に発揮して、1人でも多くの方を救出していただくことを期待致します。
隊員全員が立派に任務を果たされ、怪我をすることなく無事に帰国されることを祈念しています。
昨夜から今朝にかけて、夜を徹して対応にあたってくれた消防庁等の職員の皆様や大臣秘書官にも感謝しています。