「産經新聞のMさん」って誰だったの?
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昨日、私の大臣秘書官宛に、「産經新聞のM」と名乗る男性から電話がかかったそうです。
電話を受けたのは大臣秘書官ではなく、別の私設秘書でしたが、その男性は「週刊ポストの記事(大臣秘書官をバッシングした記事)は、酷いですねえ」などと同情的な話をされた後、「大臣秘書官から電話をいただきたい」と、ご自分の携帯電話番号を残されたそうです。
念の為、大臣秘書官が総務省の広報室を通じて産經新聞社に照会してみたところ、案の定、産經新聞社にMさんという苗字の記者は在籍しておらず、「以前から勝手に産經新聞社の社名を語っているMという人物が存在する」ということが判明しました。
Mさんという方の実際の職業は分かりません。電話をしてこられた本当の目的も分かりません。
法的にも道義的にも決して間違った行動をしていない大臣秘書官は、ここ2週間に渡る週刊誌のバッシングに傷ついていますし、家族も辛い思いをしている最中です。
そのことを案じて、励まそうとして下さった善意の方なのかもしれません。
でも、ここまで悔しい思いをしますと、つい、疑い深くもなります。
もしも、大臣秘書官本人がMさんの同情的な話しぶりや新聞社名を信用して電話をかけていたら、来週あたり、「総務大臣秘書官、週刊ポストに涙の反論」などという記事が、別の雑誌等に掲載されていたかもしれません。
大臣秘書官は、東京地方裁判所に、週刊ポスト関係者を被告人として名誉棄損の訴状を提出していますので、既に裁判案件となった本件について、彼がマスコミに語ることはありません。
マスコミからの取材に限らず、業務をするにあたっては、知らない方からのアプローチで社名と氏名と携帯電話番号だけが残されているような場合には、注意深く行動した方が良いのでしょうね。
固定電話番号でも信じ込まず、先ずはその会社の代表電話にかけて、本人に繋いでいただくのが安全な方法なのだろうと思います。