ひと山を越えて、次の山へ
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先週は、激しい党内議論を経た上で、内閣から提示されていた『国家戦略特区基本方針(案)』の与党内審査手続きを終えることができました。
この基本方針は、昨年末の臨時国会で成立した「国家戦略特区法」の運用ルール等を定めるものです。
2月7日に、政調会の全ての部会長と経済関係調査会長がメンバーである日本経済再生本部と関係部会による第1回の合同会議を開催し、内閣の原案を提示。
そこで伺ったご意見をもとに修文作業をする一方で、その後、関係部会でも議論を進めていただきました。
2月17日には、第2回の合同会議を開催。修文案をお示しして、更にご意見を伺い、再修文。
特に、医療分野と農業分野については、例え特区であっても規制緩和に慎重な御意見も多く、何よりも「国民の安全」の確保を前提とした運用がなされなければならないのは言うまでもないことです。
他方、「国家戦略特区」はアベノミクス第3の矢である成長戦略の鍵を握るものでもあり、与党が3本目の矢を折ってしまうわけにもまいりません。
先週は、自民党の意見を受けた最終的な修文作業が続き、私自身も2晩の徹夜になってしまいましたが、何とか木曜日の政調審議会、金曜日の総務会、与党政策責任者会議で了承をいただき、与党として閣議決定を了解することとなりました。
週末は、体が鉛のように重い状態ではありましたが、何とか関西、福岡、東京での党務をこなし、無事に週明けを迎えました。
今週は…と言うと、明日(2月25日)には、内閣から『第4次エネルギー基本計画(案)』が与党に提示される予定です。
良質なエネルギーを、安価に、安定的に供給できる環境を構築することは、日本の企業立地優位性の確保、雇用と暮らしの安定、医療や介護の現場で生命を守る為にも必要なことです。
ひと山を越えたところで、次の山が目前に迫っています。今度の山は、もっと高い山となりそうですが、自民党の英知を結集してベストな内容にしていけるよう、頑張ってまいります。