寬仁親王殿下の御霊が安らかでありますように
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明日は、寬仁親王殿下の斂葬の儀が執り行われます。いよいよ本当にお別れの時が迫っていることを思いますと、淋しくてなりません。
過日、弔問記帳の為、皇居、寬仁親王邸、三笠宮邸、高円宮邸、桂宮邸に上がりましたが、赤坂御用地内には、雨の中を多くの方々が記帳に来ておられました。
国民に愛され慕われた寬仁親王殿下のお人柄を、しみじみと思いました。
何年も前のことですが、私があるテレビ番組で、「首相や閣僚は靖国神社に参拝するべき」だという私見を述べ、先の大戦当時の日本国の国家意思について「自存自衛の為の戦争だった」と発言したことがありました。
この時、司会者からは「無知で下品」などと罵られました。司会者による人格攻撃に怒りを覚えながらも、生番組でしたので激高しないように必死に堪えました。
その直後に、寬仁親王殿下とご一緒する機会がありました。
殿下は、そのテレビ番組をご覧になっていたそうで、私の考え方に賛意を示して下さり、励まして下さいました。
その後、妃殿下のご実家である麻生太郎元首相ご一家のお話なども面白おかしく話して下さり、少々気落ちしていた私を思いっきり笑わせて下さいました。
安倍晋三元首相も、無念の退陣をされた後に、寬仁親王殿下からお呼び出しがあり、励ましていただいたそうです。
寬仁親王殿下は、豪快なご発言の一方で、細やかなお気遣いをされるお優しさに満ちた素晴らしい御皇族でした。
寬仁親王殿下の御霊が安らかでありますように…とお祈り申し上げております。