成人式をお迎えになった皆様へ
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昨日、一昨日と、奈良県内でも各地で成人式が挙行されました。
来賓としてお招きをいただいた各会場で新成人の皆様の晴れ着姿と弾ける笑顔を拝見しながら、私も華やいだ気分になりました。
今年、成人式をお迎えになったのは、平成3年(1991年)4月2日から平成4年(1992年)4月1日に生まれた方々ですね。
誠におめでとうございます!
眞子内親王殿下もご成人ということで、心よりお慶びを申し上げます。
平成3年は、国際社会が大きく変動した年でした。
1月には湾岸戦争が勃発、12月にはソビエト連邦が消滅し、日本を取り巻く安全保障環境が激変していくであろうことを予感しました。
この年は、雲仙普賢岳で大規模な火砕流が発生し、痛ましい犠牲が出ました。ピナツボ山の噴火による地球規模の気候変動にも見舞われました。
平成4年は、経済の大転換期でした。
3月に国土庁が、公示地価が17年ぶりに下落したことを発表し、以後、日本は長期に渡る資産デフレに苦しみました。
何かと大変な時期ではありましたが、未来を拓く出来事もありました。
平成3年には携帯電話が使われ始め、平成4年には東海道新幹線に「のぞみ」が登場。急激に世の中のスピード感が変わっていった頃です。
バブル崩壊による苦難の時代に懸命に働いて新成人の皆様を育てて下さったご家族への感謝の気持ちを忘れずに、それぞれの夢に向かって力強く歩んでいって下さいね。
たった1度の人生です。やらなかったことを後悔するのでは勿体ないですから、志が定まったなら努力を重ねて、果敢に挑戦をしていただきたいと願います。