自民党の「電力需給対策第１次提言」について：経済産業委員会質疑報告③
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《衆議院 経済産業委員会 内閣委員会 連合審査会：質疑報告③》
引き続き、４月２７日に衆議院の経済産業委員会と内閣委員会の連合審査会で行った質疑のご報告です。
３回目は、去る４月２２日に自民党から政府に申し入れを行った当面の電力需給対策に関する「第１次提言」に対する感想を問うた部分です。
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【高市早苗委員】
もう時間がなくなってきたが、枝野官房長官に伺う。
自民党では、先週までに、「当面の電力需給対策について」という「第一次提言」を取りまとめた。
自民党の「エネルギー政策合同会議」で議論を重ね、私自身は事務局長として執筆作業に携わった。
夏の電力需給対策をしっかりやっていく為には、様々な法的に対応しなくてはならない問題もあり、多岐の役所に渡ることなので、是非とも枝野官房長官にお渡しして御説明したく、アポイントメントを取ろうとしたが、断られた。
それでも、金曜日に海江田大臣が会って下さった。
この「第１次提言」を、官房長官はお読みいただいたか？
【枝野幸男官房長官】
詳細を細かく詰めて今覚えているかと言われると、必ずしもそうではないが、ひと通り目は通させていただいた。
【高市早苗委員】
官房長官は、「電力需給緊急対策本部」の本部長でもあるが、電力需給緊急対策本部が出した「夏期の電力需給対策の骨格」を拝読した。
例えば、「自家発電設備の活用」と書いてある。
それをしっかり行う為には、大気汚染防止法、消防法、電気事業法、建築基準法、工場立地法を見直すか運用改善をしなければ、基準が厳し過ぎて実際には動いていない自家発電機があるし、自家発電機を設置しようと思っても緑地率が決まっているのでできない等、色々な問題がある。
こういった法的な問題に対処をされる準備はあるか？
【海江田万里経済産業大臣】
先日、金曜日、高市委員がわざわざ経産省までお越しいただき、その時に読ませていただいて、特にこれは貴重な提言だということで感じ入って、そのことを委員にも直接お伝えをした。
従来なら、こうしてください、ああしてくださいという項目が列挙してあるわけだが、これを実現するために今の法律のどこを直さなければいけないか、あるいは今の政令などのどこを直さなければいけないかということが非常に丁寧に書いてあったので、私は、それをしっかりと受けとめている。
「電力需給緊急対策本部」の会議が開かれた折には、私からしっかりその案を提案して、その実現に向けて努力をしていきたいと思っている。
【高市早苗委員】
需要対策についても、労働基準法をはじめ多くの法的な課題があることを提案している。
各省に渡る問題なので、本部長である官房長官にもしっかりと対応していただきたい。
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☆僅か２０分間の質疑でしたのに、続けて議事録を起こす時間が無くて、３回に分けての掲載となり、失礼しました。
また来週、経済産業委員会で「鉱業法改正案」について質疑に立ちます。私たちにとって重要な鉱物資源に関する問題です。
