参院選を終えて、おばさんも頑張るぞ!
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暑くて長かった参院選が終わり、疲れ切った体を引きずって上京しました。
議員会館の引越し予定日が迫っており、さすがに荷造りにかからなければ間に合わなくなっているからです。
奈良県選挙区では、自民党は公募した新人候補者を擁立して戦いましたが、残念ながらあと一歩及ばず。
準備期間不足もあって、候補者名と政策が十分に浸透しませんでした。
私自身は、奈良県の候補者が苦戦していたことから県外応援は極力お断りしていましたが、日程の合間を縫って岐阜県、福井県、山梨県、滋賀県などには出掛けました。
松下政経塾の後輩である山梨県の宮川典子候補の落選は、残念でなりません。
秘書たちも、参院選対応の為、長期間休暇も取らずに早朝から深夜まで働き続けてくれたので、事務所全体に疲労感…。
既に夏が終わってしまったような感覚です。
今年の参院選は、昨夏に誕生した民主党政権の「中間テスト」という位置付けだったと思います。
万が一参院でも民主党に過半数を確保されてしまうと、民主党の暴走に歯止めがきかなくなってしまうという危機感がありました。
国民の皆様に、「本当に正しい方向に日本が向かっているのか?」と一旦立ち止まって判定していただく最後のチャンスでした。
昨秋以降、民主党政権は国会論戦から逃げまくり、まともに法案を審議する時間も確保されないままに強行採決が続きましたが、参院選の結果「衆参のねじれ」が発生したことで、少なくとも参議院では十分な審議が為されるでしょう。
消費税制の他、民主党政権が提出を模索している外国人地方参政権付与法案、民法及び戸籍法改正法案(夫婦別姓等)など、重要な課題について議論を尽くす上で良い環境を作って下さった国民の皆様に、感謝しています。
今夏の参院選は、自らの「老い」を感じさせられた選挙でもありました。
奈良県選挙区の自民党候補者だった山田氏は34歳。
彼の演説は「30代の私や20代の小泉さんで、自民党を立て直します!」が定番のフレーズ。
40代の私はしょんぼりしながら随行しておりました。
「時代は変わったなあ」と思います。
私の衆議院初当選は32歳の時でした。当時は選挙区を廻っていると、「あんたの様な若造に何ができる」「女の分際で国会に行くなんて」と罵声を浴びたものでした。
現在では、「若さ」も「女性であること」も、候補者にとってプラス要素となり、決してマイナス要素ではありません。良い時代になったと思います。
しかし、おばさんも頑張ります。議員立法の能力やネットワークの広さでは、若者には負けませんよ。
引越し作業が片付いたら、通常国会で着手した日本の水源林を外国資本の買収から守るための法案作りに没頭します。