菅総理で民主党支持率が跳ね上がる不思議
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鳩山前総理大臣が突然に辞任して、僅か中1日を空けただけで、菅直人副総理が新しい総理大臣に決定。
まだ組閣も行われていないのに、民主党の支持率は跳ね上がりました。
数日前には、自民党支持率が民主党支持率を僅かに上回ったという世論調査の結果が発表されていたところでしたから、総理大臣の交代を機に、国民の皆様が再び民主党に大きな期待を寄せ始めたということなのでしょうか?
鳩山前総理が発表したことや実施したことの殆どは、全閣僚が署名する「閣議決定」や「閣議了解」に基づいて行われてきました。
その鳩山内閣の決定に副総理として財務大臣として参加してこられた菅直人氏が大きな支持を集めるのですから、訳が分からなくなってしまいました。
もちろん菅総理大臣は、鳩山内閣の決定だけではなく、昨夏の衆院選での民主党マニフェストの記載内容にも責任がある立場でした。
特に財務大臣として、財源に関わる「高速道路無料化」「ガソリンの値下げ」「2万6000円の子ども手当支給」などの約束を破った責任は大きいと思います。
しかし、一瞬にして民主党支持率が回復したのは現実です。
来週以降も民主党が数の力で強硬な国会運営を続けて、予算委員会も開かずに、与野党の議論の場を封殺したまま国会を閉会してしまったら、新閣僚は無傷のまま参院選に突入することができます。
新内閣は、イメージだけで高い支持率をキープすることができるでしょう。
そして、このまま参院選で民主党が「独り勝ち」したならば、衆参両院ともに、殆ど審議を行わずに強行採決を連発することが可能になります。
政権奪還が益々困難になることから、自民党が解体していくことも考えられます。
ああ…憂鬱になってきました。
しかし、落ち込んでもいられません。闘います。
菅新総理は、社民党左派と呼んでもよいくらい「社会主義的思想」の強い方ですし、仙谷新官房長官は、堂々たる旧社会党出身者。
労働組合、日教組、韓国人による政治支配は、益々進むでしょう。
社会主義的なバラ撒き政策で、勤勉に働いて納税しておられる方がバカを見ることも目に見えるようです。