鳩山総理が辞任表明。即刻、衆議院の解散を!
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今朝9時過ぎ。自民党本部で政権政策委員会に出席していましたら、「鳩山総理が、間もなく辞意表明をするらしい」という第1報が飛び込んできました。
その後、記者会見をされ、正式な辞意表明となりました。昨夜まで続投を表明しておられた鳩山総理大臣が、またもや豹変です。
民主党は、小泉総理大臣の手による衆議院解散を受けて施行された平成17年衆議院議員選挙以降に誕生した安倍内閣、福田内閣、麻生内閣について、「国民に信を問わずに(衆議院議員選挙を経ずに)誕生した内閣には正統性が無い」という批判を続けてこられました。
確かに、小選挙区制度が導入され「政党選挙」の色合いが濃くなってからは、衆議院議員選挙は「候補者個人を選ぶ選挙」というよりも「政党公認候補者を選ぶことによって、政権(次の総理大臣)を間接的に決める選挙」だと考えておられる有権者が増えました。
そのような事情から、民主党は「国民に信を問わずに(衆議院議員選挙を経ずに)誕生した内閣には正統性が無い」という主張を展開されていたのだと思います。
これまでの民主党の主張と、「総理大臣を選出するのは衆議院の役割」であることを併せ考えますと、民主党の新代表が決まり次第、衆議院に於ける首班指名投票(総理大臣を選出する選挙)よりも前に、鳩山現総理大臣の手で衆議院を解散されるべきだと考えます。
鳩山内閣の余りにも酷い口蹄疫への対応や普天間飛行場移設問題の迷走を見るにつけ、「緊急時の危機対応能力や知識」が不足している内閣に国民の生命は託せないと考えていましたことから、鳩山総理大臣の辞任そのものは歓迎しますが、民主党には、長年の主張との整合性を確保していただきたいものだと思います。
衆参同日選挙の挙行を求めます。