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平城遷都1300年の新春を迎えて

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皆様におかれましては、ご健勝にて新春をお迎えの事と、お慶び申し上げております。

 

今年の干支である「庚寅(かのえとら)」には、「土中で屈曲していた命が、陽光により健やかに伸びゆく様に、人々が手を携えながら新たな道を歩む」という意味があるそうです。

 

昨夏の総選挙惨敗以降、「心がポッキリ折れちゃった症候群」患者が多かった自民党も、土中から顔を出し、太陽に向かって堂々と保守主義の旗を掲げて、力強く凛とした国創りに邁進すべき時であると思います。

 

さて、私の故郷・奈良県では、平城遷都1300年を祝う節目の年です。

昨夜のカウントダウン行事(寅でお馴染みの信貴山で開催)を皮切りに、今年は1年間に渡って様々なイベントが催されます。

 

是非とも、この機会に奈良県に遊びにいらして下さいね。

悠久の時の流れを感じ、数々の偉大な文化遺産・産業遺産や奈良時代発祥の食文化に触れるひと時を、1人でも多くの皆様に楽しんでいただきたく存じます。

 

ところで、1300年前の様相には、現在の我が国と重なる姿が多い事に気付かされます。

 

そもそも平城京遷都は、大唐帝国に代表される当時の「グローバル・スタンダード」の受容と、日本国の「ナショナル・スタンダード」の保持という、相反する課題の両立に挑んだ壮大な計画の一環でもありました。

法制度の確立、税制改正、福祉の普及、国際文化交流、国史編纂、建築・工芸のイノベーション等々、一気呵成に新たな国造りに取り組んだ積極的な時代であったと考えられており、現在の日本が進むべき1つの姿を投影しているとも言えます。

 

また、当時は、旱害や風害による疫病と飢餓が世を覆っていたようです。

今で言えば官房長官会見に類する〝詔〟には、「平城京造営で徴発された労働者が帰郷する際、飢える者がいると報告がある。国司は努めて彼らを慈しむように」とあり、時の為政者が天下を治めることに苦悩した様子も伺えます。

 

高浜虚子先生の句に、「去年(こぞ)今年 貫く 棒の如きもの」とありますが、難局にあってこそ、揺るぎない信念で確かな未来を築いていくのが、国政を預かる者の責務だと考えています。

 

私にとりまして「棒の如きもの」とは、「国民の生命・領土保全・独立統治」を護り抜くこと。そして、「日本の持続的で安定した繁栄」を実現することです。

勤勉に働き、田畑を耕し、商工業を興し、伝統文化を伝え、生命を賭して国を守って下さった先人の想いを、次の世代に引き継ぐ為に、全力を尽くしてまいりたいと存じます。 

 

ひたすら国力を「縮小」させてしまう民主党政権が続けば、代償はあまりにも大きいと思います。

国に対する過度の依存心を煽るバラまき政策を打ち出し、未来への投資や攻めの産業政策を打ち切る一方、本質的な議論は先送りし、定見なき外交によって国家安全保障の基盤は今や崩壊しつつある有様です。

断固、闘ってまいります!

 

 本年が、皆様とご家族にとりまして喜びの多い年になりますことをお祈り申し上げつつ、年頭のご挨拶とさせていただきます。

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