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虚しい臨時国会でした

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 本格的な論戦の機会も得られないままに、とうとう本日で臨時国会は閉会となってしまいました。

 夏の総選挙後、自民党が早期の国会召集を求めたにもかかわらず、民主党はなかなか応じず、ようやく臨時国会が開かれたのは、新政権発足から40日も経過した10月26日になってからでした。

 新閣僚たちの勉強時間が必要なのだろうとは思いましたが、それにしても、あまりに長過ぎるお勉強休暇でした。
 
 ところが、臨時国会では、与党・民主党が審議拒否をするという前代未聞の事態に。
 党首討論には応じないし、自民党が予算委員会で集中審議を求めた「円高・デフレ対策」「外交・安保」「政治資金」等の審議にも応じないし…。

 とにかく、民主党は、政治資金問題を抱える鳩山総理大臣やバラバラの発言を繰り返す閣僚たちを「隠す」ことばかりに腐心されました。

 私が所属している経済産業委員会でも、官房長官の出席を求めても応じない民主党理事の対応によって与野党理事協議が整わず、私たち自民党委員は、1度も質問の時間を得られないまま、国会は閉会。

 何日もかけて多くの質問事項案を作成していた私は、虚しさと疲労感で一杯です。

 地元に戻る度に、多くの有権者から「民主党のマニフェストには騙された。子ども手当も戸別所得補償も、選挙で言っていた話と全然違うじゃないか。しかし、自民党も悪いよ。何故、貴女は国会で民主党の嘘を追及しないんだ!」などと、叱られるばかり。

 「追求したくても、質問時間を1分間も戴けないんですよぉ」と釈明するものの、なかなかご理解はいただけません。

 実質1ヶ月間程の臨時国会での私の戦果は、議員立法を1本だけ提出できたことと(3本予定していたが、重鎮議員の了解が得られず)、質問時間確保が叶わなかった代わりに提出した22本の質問主意書でありました。

 かなり忙しい思いをしたものの、所詮、野党の仕事は結果が残らないので虚しい…。

 ひたすら経済を「縮小」させてしまう政策ばかりの鳩山内閣がこのまま暴走を続けると、日本が失うものは余りにも大きいと思います。
 国への依存心を煽るバラまき政策を打ち出す一方で、未来への投資や攻めの産業政策はカット。国家安全保障の基盤も、今や崩壊しつつあります。
 来年の通常国会では、何としても鳩山内閣に軌道修正を求めていきたく、十分な論戦の機会を得られますように…と祈っています。

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