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総裁選挙に関するご質問に対して②

更新日:

 昨日の続きになります。
 今回の総裁選挙で、私のHPのご意見欄への書き込みやお手紙、事務所へのお電話などで寄せられましたご質問に対し、私に分かる範囲でお答えさせていただいているものです。

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【ご質問1】

 「報道によると、森前総理が『安倍さんは冷酷』と発言したそうですが、本当に冷たい人ですか?」(メール)
 「森さんは何故、安倍さんの選挙の邪魔になることを言うのですか?」                               (電話)


【答え】
  
 私も、テレビのニュースで観ましたが、森前総理ご本人が話しておられる映像ではありませんでした。一緒に会食された民主党の渡部恒三代議士が、お店の中での会話内容を語っておられた映像です。
 ですから、実際にそのような会話が交されたのかどうかについては分かりません。

 まず、ご理解いただきたいのは、森前総理が安倍候補の選挙妨害をされるはずがないということです。
 今回の総裁選挙では、森前総理は誰よりも安倍候補のことを心配されて、安倍候補を支援する国会議員が少ない県の党員への電話作戦など地道な作業を確実にこなせるように、臨時電話の設置やボランティアの配置など必死で対応して下さいました。電話代等かかった実費も森前総理自らご負担いただいているようです。

 仮に、森前総理が報道されているようなニュアンスの発言をされたのだとしたら、その意図は「安倍さんが総理大臣に就任した時に、情やしがらみに流されずに自由に人事を行なえる環境を作っておいてあげよう」ということなのだろうと想像しています。

 安倍候補が冷酷な人かどうか・・というご質問につきましては、私の答えは「ノー」です。
 官房副長官や幹事長として働いておられた頃、どんなに忙しくても、選挙地盤が弱い若手議員や新人候補の応援の為に、全国各地に出かけておられました。その方々は必ずしも同じ派閥でもなく、今回の総裁選挙でも安倍候補の応援をされていないのですが、淡々と変わりなく笑顔で接しておられます。
 また、私は安倍候補と同じ平成5年初当選でした。与党議員は2期目になると、部会長代理や政務次官(現在でしたら大臣政務官)などのポストを目指すのですが、安部さんは、いつも他の同期生にポストを譲り、何でも自分は一番後回しでした。森前総理は、派閥会長として、そのような安倍さんの姿勢をご覧になっていたからこそ、森内閣で官房副長官に抜擢されたのだと思います。


【ご質問2】
 
 「安倍さんは『再チャレンジ政策』と言っておられますが、何も具体策がないのではないですか。安倍さんの『美しい国』を読んでも分かりませんでした」(メール・葉書)


【答え】

 「再チャレンジ推進政策」は、今年5月に「中間報告書」も出て、既に具体的な政策として動き出しているものです。
 8月の来年度予算概算要求でも、各省庁が具体的な再チャレンジ政策を項目化し、実現の為の予算を要求したところです。
 既に大きく動き出している政策ですから、最近出版されたご著書では敢えて割愛されたものと理解しています。もしも「再チャレンジ推進政策」を書籍化しますと、このテーマだけで丸々1冊分のページを要する程、政策は多岐に渡ります。

 「再チャレンジ推進政策」は、「再チャレンジがしやすく、勝ち組、負け組を固定しない社会」「人生の各段階で多様な選択肢が用意されている社会」を創ることを「目的」としています。
 内容は多岐に渡りますが、少しだけ具体例を挙げてみます。

*国家公務員・地方公務員中途採用拡大;子育てが一段落した主婦や新卒時に公務員試験を受けられなかった方など30~40代の方でも受験の機会を与える仕組みに。
*公正な労働環境整備;有期労働契約を巡るルールの明確化・社会保険適用拡大等。
*社会人教育環境整備;社会人にも高度で実践的な教育を行なう専門職大学院支援・高専や大学でも社会人のキャリアアップや再就職用プログラム設置。
*地域ワンストップ・サービス構築;再就職や起業を目指す方への相談・情報提供・教育訓練機会提供の窓口整備。
*高齢者就業機会拡大;定年帰農支援策・人材登録事業創設・研修制度。
*再チャレンジ資金調達支援;融資手法多様化・債務整理相談窓口充実
*リストラ退職者・病気退職者支援;再就職プランナー設置・キャリア自己点検・能力再開発・メンタル面や生活面の相談・病気等でのブランクを克服できる企業復帰支援。
*障害者就職支援;公務部門雇用促進・障害者就業生活支援センターや産業医充実。
*違法経済取引被害者救済;被害財産損害回復の為の支援制度。
*女性の再就職支援;マザーズハローワークの就業支援強化・在宅就業者支援強化等。

【ご質問3】

 「週刊誌などで安倍さんの健康不安説がありますが、総理大臣の激務に耐えられるのですか?」 (同内容メール多数・手紙・電話)

【答え】

 ここ数年間は、内閣官房副長官、自民党幹事長、幹事長代理、内閣官房長官・・と切れ目なく重職をこなしてこられたのですから、驚くべき体力だと思います。
 小泉総理も、僅か5年前の就任時の映像と見比べると急に老け込まれた感じがしますし、多くの閣僚も1~2年で白髪が増えてしまいますよね。政府の役職は、肉体的にも精神的にも限界に近い状態に耐えなければならないハードなお仕事です。1泊4日という悲惨な日程の海外出張から戻るなり、朝7時に役所に出て答弁の準備、夕方まで委員会答弁、夜の各種会合出席、週末は地方出張・・といったスケジュールをこなすのですから、健康な方でも在任中の肉体的老化は早いのではないでしょうか。

 安倍さんの健康不安説は、お腹が弱いという話から出ているのかと思います。私も含めて多くの女性は便秘がちであるのに対して、男性はお腹が緩い人が多いですよね。うちの主人も、羨ましいくらいに便通が良過ぎます。
 また、永田町では、人事や選挙の直前などに健康不安説が悪意的に流されることも多くあります。私も、太りすぎで洋服が入らなくなった時にダイエットで5kg痩せましたら、早速「彼女はガンらしいよ」と囁かれ、週刊誌記者が取材に来られました。

 昨日、安倍候補の番記者が「安倍さんの体が弱いなんて噂は嘘ですね。いやあ、昨日も同行したんですが、凄い体力ですよ」と言っておられました。確か一昨日の安倍候補は、東京→北海道→大阪→東京と動いておられたと思います。
 官房長官として、閣議や官邸内の会議の進行、1日2回の記者会見をこなしながらの総裁選挙。それでも元気一杯の安倍さんですから、心配されなくても大丈夫だと思いますよ。

 
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 本日は、この辺にします。
 それから、自民党員の皆様にお願いです。総裁選挙の郵便投票は、各都道府県の中央郵便局に9月19日(火)必着です。
 この週末から連休です。地域によって違いますが、郵便局も9月18日(月)までお休みになってしまう県があります。その場合は、今夜中にポストに投函していただく方が安心だと思います(9月18日投函でも間に合うのかもしれませんが、念の為)。どうかお急ぎ下さい。

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