令和7年度予算概算要求について
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令和7年度の予算概算要求に関し、私の担当分野の政策について、それぞれ必要な予算をしっかりと要求したところです。
今後、年末の予算案の決定に向け、必要な予算をしっかりと確保できるよう、関係各省とも連携しつつ、最大限努力してまいります。
主な個別の政策については以下のとおりです。
【経済安保】
経済安全保障に関連する施策としては、『経済安全保障推進法』及び『重要経済安保情報保護活用法』の着実な施行に向け、例えば適性評価のため内閣府が一元的に実施する調査等に必要な体制整備・強化等に関する経費(10.7億円)の要求を行っています。
【科技】
科学技術・イノベーション関係については、『骨太の方針』や、『統合イノベーション戦略2024』等を踏まえ、
①総合科学技術・イノベーション会議が主導し、府省・分野の枠を超えた横断型プログラムである「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」等の先端科学技術の戦略的な推進
②AIの安全性確保に関する取組の推進等のため、
前年度から100億円増となる681億円の要求を行っています。
【宇宙】
宇宙関係については、
①実用準天頂衛星システムに関して、他国の衛星に頼らずに測位を可能とする7機体制に向けた開発・整備や、バックアップ機能の強化と利用可能領域の拡大を可能とする11機体制に向けた開発への本格的着手(約208億円及び事項要求)
②各省連携による、小型衛星コンステレーションや、持続的な月面探査の実現に必要な 関連技術等の研究開発や実証(約73億円)
③宇宙戦略基金による支援の拡充・強化に向けた経費(10億円)など、
合計で前年度102億円増の約302億円の要求及び事項要求を行っています。
【知財】
知的財産戦略の推進については、『知的財産推進計画』や『クールジャパン戦略』に基づき、イノベーション創出を促進する国際標準の戦略的な活用の推進(1.0億円)のほか、クールジャパン戦略の推進(2.7億円)に係る経費などについて、要求を行っています。
【健康医療】
健康・医療関係については、健康・医療戦略推進本部において決定された『医療分野の研究開発関連予算等の資源配分方針』に基づき、
①出口志向の研究開発の推進、
②臨床試験体制の強化、
③新規モダリティ医薬品の国内製造体制の強化、
④アカデミアやスタートアップの絶え間ないシーズ創出・育成
などへの重点化により、基礎から実用化までの一貫した研究開発を進めることとして、政府全体の予算として、AMED関係で1,446億円、インハウス研究機関経費で870億円の要求を行っています。