令和6年度予算概算要求を終えて
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8月31日が締め切りだった令和6年度予算概算要求については、担当分野の政策について、それぞれ必要な予算をしっかりと要求しました。
私の担当分野に限定して、概算要求の内容を書いておきます。
【経済安全保障】
「経済安全保障推進法の着実な施行のための所要の体制整備・強化等に関する経費」として11.1億円、「安全・安心に関するシンクタンク機能の構築に関する経費」として5.1億円の要求・要望を行いました。
この他、「国民の生存や国民生活・経済活動に甚大な影響のある特定重要物資の安定供給の確保（サプライチェーンの強靱化）を図るための支援」に関しては「事項要求」を行っています。
今年6月に取り纏められた『骨太方針2023』には、「経済安全保障推進法の着実な実施と取組の更なる強化」について記載されていますので、経済安全保障の強化に向けて必要な予算の確保に努めてまいります。
【科学技術】
「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP）」等の先端科学技術の戦略的な推進、「グローバル・スタートアップ・キャンパス構想」をはじめとするイノベーション・エコシステムの形成の推進等のため、令和6年度予算概算要求には、前年度から101億円増となる682億円を計上しました。
諸外国で科学技術・イノベーションへの投資が大きく伸びている中、熾烈な国家間競争に勝ち抜くためには、研究開発への大胆な投資を行っていくことが極めて重要です。
岸田政権の成長戦略の柱である「科学技術立国」の実現に向け、『骨太の方針2023』や『統合イノベーション戦略2023』などを踏まえ、Society5.0の実現や先端科学技術の創造とイノベーション創出に取り組んでいきたいと存じます。
【宇宙】
「2024年度をめどに準天頂衛星システム7機体制を確立し、11機体制に向けて具体的な検討を開始する」ために約217億円、「小型衛星コンステレーション構築などに向けた基盤技術開発や利用実証」に約15億円。
そして、「民間企業等における商業化への強力な支援等に向けたJAXAの戦略的かつ弾力的な資金供給機能の強化のための経費」など、合計で251億円を要求しています。
加えて、準天頂衛星システムや宇宙開発利用推進費については、「事項要求」を行っています。
今後は、年末の予算案の決定に向けて、必要な予算を確保できるよう、関係各省と連携しながら、最大限の努力をしてまいります。
