「21世紀の夢」
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明けましておめでとうございます。ご一緒に新世紀の幕開けをお祝いできる生まれ 合わせを、嬉しいご縁と喜んでおります。
昨年末に、アサヒビール名誉顧問の中條 高徳さんが「魂を抜かれた日本人」というご著書を送って下さいました。
その中 に、「21世紀の夢調査」というアンケートの結果が出ていました。
「人類にとっ て21世紀は希望のある社会になると思う」と答えた高校生は米国で63,5%、中 国で89%であったのに対して、日本ではわずか35,3%。「国民生活は今より豊 かになる」と答えた高校生は、米国77,9%、中国84,8%に対し、日本では2 9、2%となっていました。
「日本の若者達が日本の未来を信じられない」という 現状を打破することこそが、現在の政治の最大の課題だと思っています。
人類が月 に降り立ったのは象徴的な出来事でしたが20世紀の科学技術の進歩は目覚ましいも のでした。
私たちの身の周りでも、クーラーに冷蔵庫、洗濯機やテレビ、そして携 帯電話にカーナビ、携帯型CDプレーヤー・・。
サービス業でも、宅急便にコンビ ニ、カラオケ・ボックス、宅配ピザ・・今や「それらが無かったら生きていけな いっ」って思うのは私だけではないハズ。
私は21世紀にも大きな夢を描いていま す。
宇宙旅行はいずれ庶民の手の届くお値段で可能になるでしょうし(「ペプシを 飲んで宇宙に行こう」キャンペーンも必死で応募したもんなあ)、そうなると損保会 社も「宇宙保険」を売り出さにゃなりません。
生命科学の進歩で、癌やアルツハイ マーをはじめ多くの難病の克服も可能になるかもしれませんし、移植用のクローン臓 器は早晩当たり前になる予感も。
ロボット工学は目覚ましい進歩を遂げ、いわゆる 3K産業はロボットの職場になるか?
日本は未だ「産業構造転換」の道半ばです。 不況業種も多く、異業種への労働力移動には職業訓練も含めてマッチングに時間がか かりますから、景況感は当面は良くないでしょう。
しかし、先に述べたように、ビ ジネス・チャンスが山盛り転がっているのも事実です。
目先の例では、人工衛星の 部品。まだまだコスト面での競争力の無い日本ですが、企業努力が続いています。森 総理が大きく花火を打ち上げた「日本は5年以内で世界一のIT大国になる」ってやつ も笑っちゃいけません。アメリカの産業界は、過去の自動車産業での悪夢を思い出し ながら、「日本ならホントにやるかも!」ってビビッてると聞きますから。
若者 よ、夢を持って、時代を先取りしながら勉強して下さい!日本国は不滅です!・・と 私は言いたい。(新庄が抜けた阪神タイガースの未来は保証できへんけどな)
私 は、今年も「競争力再生」をテーマに、産業政策と税制に取り組みます。見てて下さ い。
皆様にとって、お幸せな一年となります様に!