憲法記念日を迎えて
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今日は、憲法記念日ですね。
全国各地で憲法に関する様々な催しが行われ、参加して真剣に憲法の在り方を考えておられる方も多いのではないでしょうか。
衆議院では、「日本国憲法の改正手続に関する法律の一部を改正する法律案」が審議されています。
この改正案が成立しましたら、憲法改正の実現に一歩近づくことになります。
この法律案が与野党7党によって提出されたということについては、感無量です。
私が衆議院議員に初当選した頃には、閣僚が答弁の中で「憲法改正」という言葉を使っただけでも、野党から厳しい追及を受けたものでした。
「憲法を一言一句たりとも変えるべきではない」という主張が力を持っていた時代から、「どのような憲法に改正するか」ということを多くの政党が堂々と論じられる時代へと変わってきたのです。
昨夏の参議院選挙の折に自民党が中央選挙管理委員会に届出をしました『参議院選挙公約2013』は、私自身が編集をしたものですが、その前年の衆議院選挙時の『政権公約2012』に較べると、かなり憲法に関する記述量を増やしました。
公約集の党議決定に向けた手続きの段階では、一部の先輩議員から「公約集の締めくくり部分に、こんなに長々と憲法改正に関する記述を入れるのは、如何なものか」「選挙戦に与える影響を考えなさい」といったお叱りもいただきましたが、憲法改正は自民党の党是でもあることから、最終的にはご了解をいただくことができました。
公約集の紙幅の都合で1ページにまとめなければならず、パソコンの前でかなり苦しみましたが、最終的には下記の文章になりました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【自民党『参議院選挙公約2013』: さあ、時代が求める憲法を。】
憲法は、国家の最高法規。まさに国の原点です。
既に自民党は、現行憲法の全ての条項を見直し、
時代の要請と新たな課題に対応できる「日本国憲法改正草案」を発表しています。
憲法を、国民の手に取り戻します。
自民党「日本国憲法改正草案」(平成24年4月発表)の主な内容
① 前文では、「国民主権」「基本的人権の尊重」「平和主義」の3つの基本原理を継承しつつ、日本国の歴史や文化、国や郷土を自ら守る気概、和を尊び家族や社会が互いに助け合って国家が成り立っていることなどを表明しました。
②天皇陛下は元首であり、日本国及び日本国民統合の象徴であることを記し、国や地方公共団体主催行事へのご臨席など「公的行為」の規定を加えました。国旗・国歌・元号の規定も加えました。
③自衛権を明記し、国防軍の設置、領土等の保全義務を規定しました。
④家族の尊重、家族は互いに助け合うことを規定しました。
⑤国による「環境保全」「在外邦人の保護」「犯罪被害者等への配慮」「教育環境整備」の義務を新たに規定しました。
⑥内閣総理大臣の権限や権限代行を規定しました。
⑦財政健全性の確保を規定しました。
⑧地方自治の本旨を明らかにし、国及び地方自治体の協力関係を規定しました。
⑨武力攻撃や大規模な自然災害などに対応するための「緊急事態条項」を新設しました。
⑩憲法改正の発議要件を「衆参それぞれの過半数」に緩和し、主権者である国民が「国民投票」を通じて憲法判断に参加する機会を得やすくしました。
★自民党は、広く国民の理解を得つつ、「憲法改正原案」の国会提出を目指し、憲法改正に積極的に取り組んでいきます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
公約集の記述は以上ですが、自民党では全条文を作成し、項目別にQ&Aの冊子も作成しています。
是非とも多くの皆様にご一読いただき、大切な国家の最高法規について国民的議論を更に深めていけることを願っています。
全国各地で憲法に関する様々な催しが行われ、参加して真剣に憲法の在り方を考えておられる方も多いのではないでしょうか。
衆議院では、「日本国憲法の改正手続に関する法律の一部を改正する法律案」が審議されています。
この改正案が成立しましたら、憲法改正の実現に一歩近づくことになります。
この法律案が与野党7党によって提出されたということについては、感無量です。
私が衆議院議員に初当選した頃には、閣僚が答弁の中で「憲法改正」という言葉を使っただけでも、野党から厳しい追及を受けたものでした。
「憲法を一言一句たりとも変えるべきではない」という主張が力を持っていた時代から、「どのような憲法に改正するか」ということを多くの政党が堂々と論じられる時代へと変わってきたのです。
昨夏の参議院選挙の折に自民党が中央選挙管理委員会に届出をしました『参議院選挙公約2013』は、私自身が編集をしたものですが、その前年の衆議院選挙時の『政権公約2012』に較べると、かなり憲法に関する記述量を増やしました。
公約集の党議決定に向けた手続きの段階では、一部の先輩議員から「公約集の締めくくり部分に、こんなに長々と憲法改正に関する記述を入れるのは、如何なものか」「選挙戦に与える影響を考えなさい」といったお叱りもいただきましたが、憲法改正は自民党の党是でもあることから、最終的にはご了解をいただくことができました。
公約集の紙幅の都合で1ページにまとめなければならず、パソコンの前でかなり苦しみましたが、最終的には下記の文章になりました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【自民党『参議院選挙公約2013』: さあ、時代が求める憲法を。】
憲法は、国家の最高法規。まさに国の原点です。
既に自民党は、現行憲法の全ての条項を見直し、
時代の要請と新たな課題に対応できる「日本国憲法改正草案」を発表しています。
憲法を、国民の手に取り戻します。
自民党「日本国憲法改正草案」(平成24年4月発表)の主な内容
① 前文では、「国民主権」「基本的人権の尊重」「平和主義」の3つの基本原理を継承しつつ、日本国の歴史や文化、国や郷土を自ら守る気概、和を尊び家族や社会が互いに助け合って国家が成り立っていることなどを表明しました。
②天皇陛下は元首であり、日本国及び日本国民統合の象徴であることを記し、国や地方公共団体主催行事へのご臨席など「公的行為」の規定を加えました。国旗・国歌・元号の規定も加えました。
③自衛権を明記し、国防軍の設置、領土等の保全義務を規定しました。
④家族の尊重、家族は互いに助け合うことを規定しました。
⑤国による「環境保全」「在外邦人の保護」「犯罪被害者等への配慮」「教育環境整備」の義務を新たに規定しました。
⑥内閣総理大臣の権限や権限代行を規定しました。
⑦財政健全性の確保を規定しました。
⑧地方自治の本旨を明らかにし、国及び地方自治体の協力関係を規定しました。
⑨武力攻撃や大規模な自然災害などに対応するための「緊急事態条項」を新設しました。
⑩憲法改正の発議要件を「衆参それぞれの過半数」に緩和し、主権者である国民が「国民投票」を通じて憲法判断に参加する機会を得やすくしました。
★自民党は、広く国民の理解を得つつ、「憲法改正原案」の国会提出を目指し、憲法改正に積極的に取り組んでいきます。
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公約集の記述は以上ですが、自民党では全条文を作成し、項目別にQ&Aの冊子も作成しています。
是非とも多くの皆様にご一読いただき、大切な国家の最高法規について国民的議論を更に深めていけることを願っています。