コラム

　例年は1月20日前後に召集される通常国会ですが、今年は、景気対策の緊急性から、本日5日からのスタートとなりました。
　天皇陛下をお迎えしての開会式と本会議、経済産業省の公務での団体行事出席などで、あっと言う間に過ぎた1日でした。

　他の同僚議員も同じだと思いますが、元旦も含めて年末年始は選挙区でフル活動して上京したところですから、体の節々が痛くて鉛のように重く感じられます。
　「長くハードな通常国会を乗り切った後に、そのまま選挙戦に突入するのかなぁ」と考えますと気が遠くなりそうですが、今年ほど産業政策が重要な時はないと思いますので、気合いを入れて働いてまいります。

　今年の後半から、電気自動車やプラグインハイブリッド自動車が本格的に市場投入される見込みです。ご家庭や街中での充電装置の設置など工事需要も徐々に出てくるでしょうし、走行距離延長やコストダウンの為の研究開発も進んでいくでしょう。
　自動車産業は、海外市場での不振のみならず、国内市場でも販売台数が1960年代のレベルに落ち込むなど、大変厳しい状況にありますが、フロントランナーとしての取組みによって、再び国内外の市場を席巻し、十分な雇用を生み出す産業となると思います。

　二階大臣は、「環境列島改造」と呼べるようなプロジェクトを考案中です。
　例えば、家庭、高速道路、学校など、あらゆる場所に太陽光発電や蓄電池が配備されるような社会を目指して、必要な施策を用意しようとしています。

　確かに景況は良くないものの、必要以上に「景気が悪い」と口にし合うことで、益々日本全体が萎縮してしまい、消費も冷え込んでしまいます。消費の冷え込みは、製造業や流通業の業況悪化を招き、失業者を増やしてしまいます。
　日本人の優れた技術力とアイデアで新たな市場を創造し、雇用を生み出していけるように、皆で力を合わせる時です。

　今年は「年女」であります。闘う牛となって、日本の未来を切り拓くべく、仕事に励むつもりです。