新成人の皆様へ
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成人式をお迎えになりました皆様、おめでとうございます!
親御さんはじめご家族への感謝の気持ちとともに、未来に向けての決意を新たにされていることと存じます。
皆様が生まれた1990年から1991年にかけては、日本にとっても国際社会にとっても大きな出来事が相次ぎました。
先ずは、1990年。
6月、礼宮文仁親王殿下が川嶋紀子様と結婚され、秋篠宮家を創設なさいました。国民にとって大きな喜びでした。
11月には、今上天皇陛下の即位の礼が挙行され、世界各国から首脳が来日されました。
また、スペースシャトル搭乗飛行士として毛利衛さんが選ばれたこと、京都大学の森重文教授がフィールズ賞を受賞されたことは、日本人として誇らしく思ったニュースでした。
大阪では国際花と緑の博覧会が開催され、春の選抜高校野球では近畿大学付属高校が優勝、夏の甲子園では奈良県の天理高校が優勝と、関西は大いに盛り上がりました。
この年にバブルがはじけ、その後の日本経済は長期の資産デフレに苦しむこととなります。
また、雲仙普賢岳が198年ぶりに噴火し、大きな被害が発生しました。
国際政治に於いては、6月に、ブッシュ米国大統領とゴルバチョフソ連大統領が化学兵器廃棄条約に署名。
8月には、イラクがクウェートに侵攻、10月には、西ドイツと東ドイツが統一されました。
私が尊敬するサッチャー英国首相が退任されたのもこの年でした。
年が明けて1991年。
2月には、徳仁親王殿下の立太子の礼が挙行されました。
湾岸戦争勃発や牛肉・オレンジの輸入自由化開始もこの年でした。
日本経済や国際政治の大きな転換点だった時期ですから、私には昨日のことのように鮮やかに思い出せるのですが(カラオケで「おどるポンポコリン」を歌っていたもんなあ…)、その頃に誕生された皆様が早くも大人になられたのですから、年をとるのはアッと言う間ですね。
たった1度の人生、志を大切に力強く歩んでいって下さいね。
自分にとって重要なことを決める時には、ご家族や先輩のアドバイスを聞きながら熟考されることとは思いますが、それでも、最後に決断するのは皆様自身であって欲しいと思います。
誰かが反対したから夢を諦めた…なんていう後悔はして欲しくないと願います。その代わり、自分で決めたことには自分で責任を負う決意も必要ですが。
新成人の皆様のご健康とお幸せをお祈りしながら、心からのエールを送ります。