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頑張れ、Qちゃん!

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 今週は、アテネ五輪に高橋尚子選手が出場できなくなってしまった事を我が事の様に残念がっている人が多かったですね。
 仕事で出会う方々も、突然にマラソン評論家と化していて、「Qちゃんが失速してしまった東京国際の日は、向い風が強くて気温も高かったから、他の選手が出場した選考レースより条件悪かったんだよな」とか、「前回までは、過去の実績と選考レースの成績の両方で判断されたらしいんだよ。ところが、陸連は今回から急に過去の実績を無視したわけさ。選考基準が変わるなどとは夢にも思わぬ高橋は、最高のコンディションでアテネ五輪に行く為に名古屋国際に出場しなかった。基準が変わる事を知ってたら、無理してでも名古屋国際に出場したはずなんだから、陸連はひどいよな」とか、このところテレビを観る暇が無かった私にも概要が分かる様に解説して下さいます。

 私もメディアを通して伝わってくる高橋選手や小出義雄監督のキャラが大好きでしたので、新聞紙上で気丈にも笑顔で会見に臨む高橋さんの写真を拝見した時には、涙が溢れました。
 記者会見どころか布団を被って寝込みたい程の落胆でしょうし、次の目標が定まるまで、どんなに苦しい日々だろうか・・と想像します。

 それでも、選手選考に関わった陸連の方々も真剣に討議し断腸の思いで結論を出された事でしょうし、日本代表に選ばれた3選手には、是非とも大舞台で存分に活躍していただきたいと願っています。
 熱狂的な高橋ファンには割り切れない思いもあるでしょうが、報じられているような3選手への嫌がらせ電話などは止めて欲しいですね。高橋選手は、絶対にそんな事を望んではいないはずですもの。

 私の部屋には、高橋尚子選手が書かれた色紙のコピーが貼ってあります。
「何も咲かない寒い日は、下へ下へと根を伸ばせ。いつか大きな花が咲く。 高橋尚子」
 政策の事で党の執行部の機嫌を損ねて国会人事で冷遇されていた時期に、友人が高橋選手の色紙をコピーして届けてくれたのです。
 あまりにも心に沁みる言葉だったので、親しい同僚議員達にもコピーを差し上げましたところ、全員が気に入って議員会館の自室やご自宅に貼っておられます。
 逆境時こそチャンスと考え、じっくりと実力を蓄え、大きな美しい花を咲かせたいものですね!

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