早苗コラム

7期目の永田町から 平成27年1月~連載中

2016年10月06日

地方への人の流れを創る②

 現在、審議中の補正予算案を国会でお認めいただけたら、「地方への人の流れ」とともに「情報の流れ」を創り出す為に、「チャレンジ・ふるさとワーク」という新たなプロジェクトを立ち上げる予定です。

「チャレンジ・ふるさとワーク」には、次の4本の施策を盛り込みました。

①都会の若者などが一定期間地方に滞在し、働きながら地方の暮らしを学ぶ「ふるさとワーキングホリデー」

②真に魅力的なサテライトオフィスの提供に向け、企業ニーズの分析、誘致戦略等の策定を支援し、地域でのお試し勤務を通じるなどして企業立地の促進を図る「お試しサテライトオフィス」

③地域人材情報を把握し、人材育成・活用の在り方についての戦略策定を通じて地域における人材の総活躍を促す「“地域の人事部”戦略策定事業」

④地域の将来を担う地元在住の若者のアイデアを創業に繋げ、地域の資源と資金を活用した地域密着型企業の立ち上げなどを促す「次世代コラボ創業支援事業」

 「ふるさとワーキングホリデー」は、現行施策の「地域おこし協力隊」について、「いきなり地方に移住することを前提としているので、ハードルが高い」というお声があることを踏まえ、若者にとってより柔軟な地方との関わり方を提案する為に考案したものです。
 海外に於ける「ワーキングホリデー」と同様、参加者の滞在経費等の負担を低く抑える為に滞在期間中に一定の収入を確保して頂くことを想定しており、働きに見合った適正な収入が確保されるよう、参加される地方公共団体には十分な要請をしたいと思います。
 既に一部マスコミ等で報道していただいたことから、本事業に取り組みたいという地方公共団体からのお問い合わせの声が続々と寄せられています。

「お試しサテライトオフィス」についても、いきなり地方にサテライトオフィスを設置することに不安を感じる都市部の企業もあることから、地方移転を希望している企業のニーズ調査をしたり、企業ニーズを踏まえた執務環境・立地環境・生活環境などを総合的に勘案した最適地を事前調査したり、企業誘致をしたい地方とマッチングしたり、きめ細やかな支援をするものです。

 これらの取組みにより、移住「予備軍」の方々が地方滞在を通じて地方の暮らしの魅力を実感し、移住に繋がることもあると思われます。
 また、移住には至らないものの、都会に足場を持ちながら、地方の社会的課題を解決するソーシャルビジネスを起業し、地方に関わり続けるような方が生まれてもよいと思います。

 「“地域の人事部”戦略策定事業」については、主に市町村長の方々のお声を参考にしました。
 総務省が進める「ローカル10000プロジェクト」や「ふるさとテレワーク」を活用して地域に雇用を生み出そうと考えるものの、地元にどのようなスキルを持った人材がお住いなのか把握できず、苦労しておられるということでした。

 また、地方で活躍する人材を増やす上では、外から人を呼び込むだけではなく、その地方で生まれ育った方々が定住して働ける環境を創ることが重要です。
 「次世代コラボ創業支援事業」は、このような考え方から提案しています。

 あくまでも、国会で補正予算案にご賛同が得られてからのことですが、現行の施策を補完・強化する「チャレンジ・ふるさとワーク」を通じて、地方で活躍する「人」を増やし、その「人」が地方で「仕事」を創り、「仕事」が「人」を呼ぶ、そのような好循環を拡大していきたいと思います。

Copyright (C) 2006 - 2014 Sanae Takaichi All Rights

自由民主党奈良県支部連合会
自民党