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中国における反日デモに思うこと

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 所用で北京に行く必要があったのですが、反日デモ報道に接して渡航延期を決めました。
 北京で訪問先のコーディネートを引き受けてくれていた中国人ビジネスマンに渡航延期を伝えましたところ、北京に自宅があるはずの彼が反日デモ騒ぎを知らなかったので驚きました。
日本の新聞各紙が初めて大きく報道した当日の段階では、現地メディアでは報道されていなかったのでしょう。ところが、翌日の彼からの連絡でも、「多分、日本のメディアが、一部の中国人が局地的に行った行為を大袈裟に伝えているだけでしょう。北京は安全です。大丈夫ですよ」といった具合でした。既に日本では、反日行動の規模が更に拡大し、北京以外の都市にも飛び火している旨が報道されていましたので、さすがに情報ギャップの大きさに呆れるばかりでした。

 それにしても、中国政府高官の記者会見には、怒りを覚えます。
 外国公館を保護する義務を定めた国際法違反についても謝罪せず、「日中関係の悪化については、日本にも責任がある」と開き直る始末。
 日本に責任があるとすれば、過去にも教科書検定や戦没者慰霊等の我が国の内政事項への干渉を行ってきた中国に対して毅然とした対応を取らず、愚かな近隣諸国条項や村山歴史見解を作っては自らの名誉を損ねてきた一部政治家の行為だと思います。

 町村外務大臣や中山文部大臣には、毅然と現在の姿勢を堅持していただくことを期待しています。

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